ノジマ、ソニーの行動分析プラットフォームをモバイルアプリに導入

今回は「ノジマ、ソニーの行動分析プラットフォームをモバイルアプリに導入」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 ノジマは、ソニーの屋内行動分析プラットフォーム「NaviCX(ナビックス)」を導入し、ノジマのモバイルアプリケーションに「店内マップ」と「コンサルタント相談」の機能を実装した。店内を可視化し、小売業界の課題解決に貢献するという。1月30日、ソニーのセキュアテクノロジー&ソリューション事業部が発表した。

 NaviCXは、スマートフォンの各種センサーとAIを活用したソニー独自の屋内測位技術を使用し、店舗内や施設内での人の行動データをリアルタイムに取得・分析するプラットフォーム。歩行者自律航法(PDR)、地磁気、ビーコンを組み合わせた独自のアルゴリズムにより、店舗内や施設内での人の「位置」「滞在時間」「動線/経路」に加え、「向き」も検出する。

 これによりリアルタイムに顧客の行動データの収集・分析が可能で、商品ナビ、売場連動型広告にも活用できる。利用するには、最小限のビーコンを設置するだけで済むため、大規模な施設や多店舗展開にも適している。蓄積した行動データは、事業者の課題抽出、施策立案、効果測定にも活用可能だ。

 今回の導入で、顧客は目的の商品を簡単に見つけられるようになり、必要な時にスタッフに相談しやすくなった。また店舗スタッフは、顧客の位置や状況を把握し、顧客のニーズや状況に応じた接客ができるようになったという。さらに店舗側は、呼び出し内容に応じて熟練度の高いスタッフが対応するなど、配置の最適化ができるようになった。

 店内マップ機能は、顧客の位置や向きをリアルタイムで表示する。またコンサルタント相談機能は、顧客がアプリケーションからスタッフを呼び出せる。両機能を利用できるノジマの店舗は、2024年3月の提供開始から2024年12月末までに110店を超えており、今後も拡大を予定している。

 ノジマは、顧客体験価値向上のためのDXプロジェクトを推進中で、「商品の場所が分かりにくい」「店員が見つからない」などの顧客の声に応えるため、今回の導入に踏み切った。

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