Brave、プライバシー重視の検索エンジン「Brave Search」提供へ–グーグルと差別化
今回は「Brave、プライバシー重視の検索エンジン「Brave Search」提供へ–グーグルと差別化」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ブラウザー開発企業のBrave Softwareが、ユーザーのプライバシーを優先する検索エンジンプロジェクトを買収した。Braveは、インターネット検索の世界で誰もが最大手と認めるGoogleに対し、プライバシー重視の方針で差別化を図る考えだ。
Braveは米国時間3月3日、検索エンジン「Tailcat」を買収したと発表した。Tailcatは、ドイツのHubert Burda Media(Burda)傘下でプライバシーを重視するCliqzが開発したサービスだ。Tailcatは、ユーザーの活動を記録したり、プロフィールを生成したりすることなく、検索結果を表示するように作られていたが、2020年にBurdaはこのサービスを停止していた。買収条件は公表されていないが、Burdaは現在、Brave Softwareの株主になっている。
この買収により、Tailcatの技術は「Brave Search」と呼ばれることになった。BraveはいずれBrave Searchを通じて検索広告を表示する計画だ。同社は3日、アーリーアクセスの受け付けを開始した。一般公開は2021年の晩春から夏に予定されている。
Braveは、主要製品であるブラウザーの場合と同様に、広告を見たユーザーに広告料の一部を払うことを目指している。Braveが現在採用しているブラウザーベースの広告システムでは、「Brave Rewards」と呼ばれるこのシステムにオプトインしたBraveユーザーに対し、広告収入の70%を還元している。
Braveの最高経営責任者(CEO)であるBrendan Eich氏は、「当社独自の自動検索広告システムという約束の地にたどり着いたら、少なくともわれわれが稼いだものについては、ユーザーに提供する」と述べた。