サキコーポレーション、ZTSソリューション導入でEUサイバーレジリエンス法への順守加速
今回は「サキコーポレーション、ZTSソリューション導入でEUサイバーレジリエンス法への順守加速」についてご紹介します。
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電子部品関連の自動検査装置を開発・販売するサキコーポレーションは、ゼロトラストセグメンテーション(ZTS)ソリューションを採用した。提供元のIllumioが発表した。
IllumioのZTSソリューションは、ネットワークを細分化し、通信制御を厳格化することで、事業継続リスクの軽減とセキュリティ強化を実現する。使いやすいインターフェイスとネットワーク可視化機能を備える管理コンソールにより、ネットワークトラフィックの可視化とデータフロー図(DFD)の作成が容易にできるようになる。
また、サイバー攻撃におけるラテラルムーブメントの阻止やエンドポイントトラフィックの可視化も実施できる。さらに、厳格な通信制御、動的なポリシー制御、ユーザーベースのアクセス、サイバー攻撃の単一デバイスへの隔離を行える。
サキコーポレーションは、「Illumio Core」と「Illumio Endpoint」を採用した。今回の導入で、既存のネットワーク構成を変更することなく、自由にネットワークセグメンテーションを設計し、ポリシーを適用することが可能になった。これにより、EUサイバーレジリエンス法(CRA)への対応を加速させることができた。
CRAは、EU域内で販売されるデジタル製品のサイバーセキュリティを強化するための規則。製品のライフサイクル全体にわたるサイバーセキュリティ対策の実施や、リスク評価の実施と適切なセキュリティ対策の講義、脆弱(ぜいじゃく)性情報の開示などを義務づけている。
サキコーポレーションは、世界中に拠点を持ち、複雑なIT環境を抱えている。こうした中、クラウド移行やリモートアクセスの増加に伴い、ネットワーク構成が変化し、セキュリティ対策の必要性が高まっていた。特に、EUサイバーレジリエンス法への対応は急務であり、費用対効果が高く、既存のネットワーク構成を変更せずに導入できるソリューションが求められていた。