有料だった「Gemini」のファイル分析機能、無料ユーザーも利用可能に
今回は「有料だった「Gemini」のファイル分析機能、無料ユーザーも利用可能に」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Googleは、「Gemini」の会話機能向上を発表した翌日、この人工知能(AI)をさらにアップデートした。これまで有料サブスクリプション登録者のみが利用できていたある便利な機能が、すべてのユーザーが使えるようになる。有料ユーザーには新たに、以前の内容を引き継いで会話を再開できる機能が提供される。
まずは全ユーザーが使えるようになった有料機能について説明しよう。Googleは2024年秋、ファイル分析の機能をGeminiに導入して、Gemini Advanced(月額19.99ドル[日本では2900円])の登録者のみに提供した。この機能が今回、Geminiのアプリ版とウェブ版の両方で、無料ユーザーに順次提供される。
この新機能が自分に提供されていれば、Geminiを開くと「ファイルをアップロードすると、内容をすばやく要約したり、実用的な分析情報を得たりできます」と表示されることで分かる。ファイルは「Googleドライブ」からアップロードできるほか、デバイスから直接アップロードすることもできる。一度にアップロードできる数は、ファイルを最大10個まで、あるいは最大1000ファイルを含むコードフォルダを1つまでだ。
ファイルをアップロードすると、内容について質問したり、要約を入手したり、スプレッドシートからグラフを作成したりできるようになる。
Geminiの分析機能はさまざまな形式のファイルに対応している。具体的には、プレーンテキストの「.txt」、コードファイルの「.c」「.cpp」「.py」「.java」「.php」「.sql」「.html」、ドキュメントファイルの「.doc」「.docx」「.pdf」「.rtf」「.dot」「.dotx」「.hwp」「.hwpx」、「Googleドキュメント」で作成されたドキュメント、表形式データファイルの「.csv」と「.tsv」、スプレッドシートファイルの「.xls」と「.xlsx」、「Googleスプレッドシート」で作成されたスプレッドシートなどが扱える。
ファイル分析は、「Gemini 2.0 Flash」でのみ利用できる。
Googleによると、Gemini Advancedは米国時間2月13日から、過去のチャットを記憶し、さらに有用な回答を提供できるようになった。以前の会話について、質問したり、要約させたり、中断したところに戻ったりできる。Geminiは、以前に交わした会話の情報を利用して回答を生成する。
Geminiは、ユーザーの関心と好みについては以前から記憶できていた。今回の機能ではそれだけでなく、ユーザーが話した内容も記憶する。