変化するITエンジニアの転職事情、ミドルやシニアが注目されるワケ
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2025年のIT人材の動向で、40~50代のミドルやシニア世代に焦点が当たっているという。転職サービスのリクルートエージェントが実施した調査によると、前職と比べて賃金が1割以上増えたITエンジニアの転職者の割合は、2014年度の15.6%から2023年度で27.4%に増加している。ここ10年で上昇傾向にあり、特にこの3年ほどの伸びが顕著だ。ITの人手不足が深刻化する中で、ミドル世代以上でも転職時に賃金増となるITエンジニアが多いことが要因になっている。
クラウドへの移行が進む中で、以前の時代のITシステムを知っていることもこの世代のニーズを高めている。モダナイゼーションの実施には、古い時代のITシステムを知っている人材が希少価値を持つことは想像しやすい。
さらに、中長期的にはAI関連の需要の高まりも来ると考えられる。Indeed Hiring Labの調査データによると、2022~2023年にかけて米国のIT業界で起きたレイオフによりAI関連求人は減ったものの、その後に生成AIサービスの急速な普及と時期を同じくして、求人が急速にしている。ここでは、ITエンジニアの求人市場をどのように変えていくのか、見通すための記事を集めた。