東ソー、「RISE with SAP」で基幹システムを刷新–「SAP Concur」も採用
今回は「東ソー、「RISE with SAP」で基幹システムを刷新–「SAP Concur」も採用」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
大手化学メーカーの東ソーは、次期基幹システムプロジェクトの一環として、統合基幹業務システム(ERP)「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするサービス「RISE with SAP」を採用した。併せて、PwCコンサルティングと導入支援契約を締結した。SAPジャパンらが3月11日に発表した。
東ソーは、持続可能な企業を目指して、グループ全体の経営管理の高度化と業務プロセスの標準化を進めている。今回のプロジェクトでは、「SAP S/4HANA Cloud Private Edition」を中心に、「SAP Datasphere」「SAP Analytics Cloud」「SAP Cash Management」「SAP Treasury Risk Management」などのソリューションを導入します。これにより、収益と事業規模の拡大を目指した最新の経営基盤を構築する。
東ソーは2005年からSAPのシステムを幅広く活用しており、これまでの知見と機能をさらに高度に活用することを目指す。RISE with SAPにはAI機能も搭載されており、ERPシステムに蓄積されたデータを活用した業務効率化の検証も計画されている。
PwCコンサルティングは導入プロジェクトを担当する。これまでのプロジェクトで培った経験と確立された方法論を活用し、東ソーのグループ全体の経営管理強化と業務プロセスの標準化を支援する。
なお、同社は間接費管理基盤として「SAP Concur」も採用した。グループ14社での利用を予定しており、間接費管理の最適化を進める。SAP Concurの導入により、紙媒体中心だった経費精算業務がデジタル化され、時間や場所に制約されない効率的な運用が可能になるとしている。
SAP Concurは、交通系ICカードなどのキャッシュレス決済サービスと連携する機能を備えており、蓄積された経費データを活用して継続的な業務改善が期待される。また、申請時の記載ミスや改ざんを防ぐ仕組みや、システムによる厳格なチェック機能により、ガバナンスの強化にも寄与するとのこと。