マイクロソフト、「Windows 11」スタートメニューの刷新を検討か–使いやすさやカスタマイズ性を向上へ
今回は「マイクロソフト、「Windows 11」スタートメニューの刷新を検討か–使いやすさやカスタマイズ性を向上へ」についてご紹介します。
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Microsoftは、「Windows 11」のスタートメニューを大幅に刷新しようとしている。長年にわたって寄せられてきた批判に対処することが目的で、2025年中にも導入される可能性がある。
Windows Latestによると、phantomofearth(Windows Insiderビルドを調査しているユーザー)の「X」への投稿で、刷新されたスタートメニューの短い動画が紹介されている。以下ではその内容と、既存機能の欠点や制限をどのように修正しようとしているのかを説明する。
現在のWindows 11のスタートメニューでは、ピン留めやおすすめされたアプリのみが最初に表示される。インストールした全てのアプリを表示するには、別の画面に移動する必要がある。新しいスタートメニューでは、全てのアプリがメイン画面に表示されるため、アクセスしやすくなっている。
さらに、3つの異なるレイアウト(名前付きリスト、名前付きグリッド、カテゴリー別のフォルダー)のいずれかでアプリを表示できる。カテゴリー別のフォルダーは、「iPhone」や「iPad」の「アプリライブラリ」に似ている。
次に、既存の「ピン留め」では、アプリが数行しか表示されず、次のグループを見るには下にスクロールする必要がある。新しいスタートメニューでは、最初から全てを表示するように選択できる。
「おすすめ」は、ユーザーがアクセスする可能性のあるアプリやファイルを表示するものの、貴重な画面を消費する。しかし、新しいスタートメニューでは、「おすすめ」を完全に無効にすることが可能であり、ピン留めアプリと全てのアプリのためにより多くの画面を確保できる。
現在のスタートメニューは、スペースに制約があり、窮屈に感じられることがある。新しいスタートメニューは、より大きく、広々としており、さまざまなセクションを配置する余裕がある。
スタートメニューの設定画面にも新しいオプションが追加されている。現在のスタートメニューには欠けている便利なカスタマイズオプションが幾つか提供される。
Microsoftは新しいスタートメニューを公式発表していないため、現時点では一般的に利用できない。試用するには、最新のWindows 11 Insiderビルドと、特定の機能を有効にするためのWindows構成ツール「ViVeTool」が必要になる。そうでない場合は、将来のInsiderビルドで正式に公開されるまで待つ必要がある。
Windows 11のリリース以来、スタートメニューは賛否両論を呼ぶ変更点の1つとなっている。筆者は、「Windows 7」や「Windows 10」の時代からある、より馴染み深いスタートメニューに戻ることを期待している。
しかし、それは同社がWindows 11のメニューにおける誤りを認めることになるため、実現する可能性は低い。それでも、今回の変更は改善に向けた一歩であるように思える。そして、Windows 11がこれまでより少しでも使いやすく、ストレスが軽減されることを願っている。