高速道路用自動運転技術を自動車メーカーに販売するためLuminarとボルボ子会社が提携
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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
高速道路用の自動運転システムを開発し、最終的には自動車メーカーに販売することを目指しているLuminar Technologies(ルミナー・テクノロジーズ)は、Volvo Cars(ボルボ・カーズ)との関係を深めることになった。米国時間3月11日に発表されたこのパートナーシップは、Luminarとボルボの自動運転ソフトウェア開発子会社であるZenseact(ゼンセアクト)の間で結ばれたものだ。
Luminarの創業者でCEOを務めるAustin Russell(オースティン・ラッセル)氏は、両社の技術を組み合わせて、市販車向けの「ホリスティック(全体論的)な自動運転車スタック」を開発すると述べている。ボルボはその最初の顧客となる。ラッセル氏とZenseactのCEOであるÖdgärd Andersson(オッドガード・アンダーソン)氏は11日、このシステムを他の自動車メーカーにも提供する予定だと述べた。
LuminarとZenseactが、高速道路における自動運転をどのように定義しているかは注目に値する。両社が開発しているシステムは、高速道路上でドライバーが手と目を運転から完全に離すことができるというレベルのもの。つまり、人間のドライバーは運転を代わる事態を想定することなく、運転から完全に開放されるということである。このレベルの自動運転と人間のドライバーによる手動運転の切り替えは、これまで自動車メーカーを悩ませてきた厄介な問題だ。
「これは今後2〜3年の間に解決されるでしょう。そしてボルボを皮切りに、実際にお客様が購入できる車両に搭載され、その後も拡大していく見込みです。それが我々の特色です」と、ラッセル氏は今回の発表に関するウェビナーの中で語った。
他の自動車メーカーに供給されるスタックは「Sentinel(センチネル)」と呼ばれ、Zenseactの自動運転ソフトウェアソリューション「OnePilot(ワンパイロット)」と、LuminarのLiDARユニット「Iris(アイリス)」、そして検知ソフトウェアやその他のコンポーネントが、基盤として統合されたものになる。
Zenseactによると、このシステムは高速道路上の自動運転走行に対応できるように設計されており、積極的に衝突を回避する多数の安全機能を装備し、事故率を最大で7分の1に低減することができるという。また、このSentinelの製品には、無線でアップデートできる(Over-the-Air)機能も備わっており、時間の経過とともに自動運転の動作領域を拡大し、自動車の安全性をさらに向上させることができると、両社は述べている。
Zenseactという社名は聞き慣れないかもしれないが、同社の550人のチームは長年にわたってADAS(先進運転支援システム)とソフトウェアに取り組んできた。ボルボはVeoneer(ヴィオニア)との合弁事業を終了した後、Zenseactを設立した。
自動運転産業の多くがロボットタクシーのような用途に焦点を当てているのに対し、LuminarとZenseactは、量産車にシステムを提供することに注力していると、両社は述べている。多くの自動車メーカーやハイテク企業が、LiDARセンサーは自動運転車を安全に展開するために不可欠な技術であると考えている。だが、ロボットタクシーの商業化実現までかかる時間が長くなるにつれて、自動車メーカーは、もっと近い将来に量産車に搭載する技術の開発に舵を切っている。
「自動運転技術の目的は、事故を減らし、命を救うことにあります。今回の提携により、私たちは自動運転技術をより広く普及させ、より大きなインパクトを与えることも可能になります」と、アンダーソン氏は声明で述べている。
今回の発表の約10カ月前に、ボルボはLuminar製のLiDARと検知技術を搭載した車両の生産を2022年に開始し、高速道路用の自動運転システムを展開すると発表した。ボルボは、この自動運転システムについて全責任を負うと述べている。
画像クレジット:Luminar
【原文】
Luminar Technologies has deepened ties with Volvo Cars to develop and eventually sell an automated driving system for highways to other automakers. The partnership, announced Thursday, is between Luminar and Volvo’s self-driving software subsidiary Zenseact.
The two companies are combining their tech to create what Luminar founder and CEO Austin Russell described as a “holistic autonomous vehicle stack” made for production vehicles. Volvo will be the first customer. Russell and Zenseact CEO Ödgärd Andersson said Thursday they plan to also offer this system to other automakers.
It’s worth noting how Luminar and Zenseact define highway autonomy. The system they’re developing would allow hands-free, eyes free autonomous driving on highways. That means the driver would be out of the loop, and not expected to take over the vehicle. The transition between this level of autonomy and manual driving is a tricky one that has stumped automakers in the past.
“This is something that’s being solved for just in the next couple of years, this going to be available on vehicles that you can buy starting with Volvo and then expanding outwards — that’s the distinction,” Russell said in a webinar discussing the announcement.
The stack that will be offered to other automakers is called Sentinel, which will integrate Zenseact’s OnePilot autonomous driving software solution alongside Luminar’s Iris lidar, perception software, and other components as a foundation. The system is designed to handle highway autonomy and a number of safety measures to proactively avoid collisions with evasive maneuvers, reducing accident rates by up to seven times, according to Zenseact. The Sentinel product also has the capability of updating wirelessly, or over-the-air, to expand the operating domain of autonomy and further improve safety of vehicles over time, the companies said.
Zenseact might not sound familiar, but its 550-person team has been working on ADAS and software for years. Volvo created Zenseact after ending its joint venture with Veoneer.
Luminar and Zenseact noted that while the wider autonomous industry largely focuses on robotaxi applications, they are focused on delivering systems into series production vehicles. Lidar sensors are considered by many automakers and tech companies an essential piece of technology to safely roll out autonomous vehicles. As the timeline to deploy commercial robotaxi fleets has expanded, automakers have turned back to developing nearer term tech for production vehicles.
“The whole point of autonomous driving technology is to reduce accidents and save lives. This alliance enables us together to make that technology more broadly accessible and thus even more impactful,” Andersson said in a statement.
The announcement comes about 10 months since Volvo announced it would start producing vehicles in 2022 equipped with Luminar’s lidar and a perception stack to deploy an automated driving system for highways. Volvo has said it will take full liability for the automated driving system.
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(文:Kirsten Korosec、翻訳:Hirokazu Kusakabe)
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10211:
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