マネジメントで高みを目指すITプロフェッショナルへ–7人のリーダーが贈るアドバイス
今回は「マネジメントで高みを目指すITプロフェッショナルへ–7人のリーダーが贈るアドバイス」についてご紹介します。
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昨今ではどの企業もテクノロジー企業になりたいと考えており、またそうなる必要もある。これはテクノロジー分野のプロフェッショナルにとって、自らの組織が進んでいく方向性の決定に密接にかかわる機会が増大することを意味している。そのプロセスにおいて、技術チームを率いるか、ビジネス全体を率いていくかという、いずれかのかたちでマネジメントのキャリアを積んでいくという道が開かれる。
本記事では、テクノロジー分野のプロフェッショナルの眼前に広がっているマネジメントのキャリアパスを探求するために、2020年代の企業でキャリアを積んでいく上でのアドバイスをさまざまな業界の企業幹部に求めた結果を紹介する。
キャリアを積んでいくには、人を管理するためのしっかりしたスキルを備えるのが賢明だ。これは30年前の昔も今も変わらず重要だ。また、高い技術的スキルとともに、大局に対する深い理解を有するという点も重要だ。
自らの作業分野だけでなく、常にそれ以外の分野に対する理解を深めるよう努めてほしい。システム管理者なのであれば、サーバーの編成やインストール、保守のスキルを用いているだろうが、ただタスクを実行するのではなく、目の前の情報が重要である理由や、システム上に搭載されているもの、自らに求められる役割について学ぶことで、持っている知識の向上を図る必要もある。ITがいかに問題を解決できるかを学んでほしい。
5年後の自分を思い描き、そこに至るまでのロードマップを作成し、目的を完遂する上で必要なものを突き止め、計画を実行に移してほしい。より多くを知り、より学ぶことにより、キャリアの向上を図れる可能性は高まるだろう。また、組織におけるITの側面とビジネスの側面の双方について語るためのスキルを醸成する必要がある。ITプロフェッショナルは、組織内部の顧客ニーズとともに、全体の中での自らの役割を理解しておかなければならない。
——Diane Rafferty氏(Atriumのマネージングダイレクター)
自らの組織内に人脈のネットワークを築いてほしい。他の業務部門の人々と交わる機会を作るようにするのだ。財務やマーケティングのチームのメンバーと一緒に昼食をとるのもよいだろう。リモートワーク環境への移行が進み、人脈作りが困難になってきているため、対面での交流機会の減少を意識した上で努力を重ねる必要がある。また、IT分野以外の業務を理解することで、より優れたITプロフェッショナルになれる。IT部門が解決を依頼される業務上の課題についての理解が深まり、そうした課題をチームに説明する際に内容を的確に伝えられるようになる。