Perforce、"DevOpsのパイオニア"Puppetを買収へ
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Perforce Softwareがインフラ自動化ソフトウェアプラットフォームのPuppetを買収すると発表した。買収は2022年第2四半期に完了する見通しだ。取引の条件は公表されていない。Perforceは、Francisco PartnersとClearlake Capital Groupから資金提供を受けている。
Puppetは2005年に創業した。Puppetのソリューションは、「DevOpsチームの生産性を高め、ミスを排除し、セキュリティを強化し、ソフトウェアデリバリーを加速させることで、顧客のデジタルトランスフォーメーションのジャーニーを支援する」とプレスリリースで説明されている。Puppetは、オープンソース版とエンタープライズ版が用意されている。プログラムと同名の独自の言語「Puppet」もある。Rubyで開発されている。
Puppetは、「インフラストラクチャーをコードとして」扱う「Infrastructure as Code」(IaC)の先駆けであり、非常に人気が高い。4万以上の組織がPuppetのオープンソースプログラムと商用ソリューションを活用しているという。最高経営責任者(CEO)のYvonne Wassenaar氏は、Puppetが「年間経常収益は1億ドル」を生み出していると述べている。また、Puppetによる年次報告書「State of DevOps Report」は、DevOpsの導入状況に関するトップクラスのレポートの1つとみなされている。
こうした背景があることから、Wassenaar氏は、「Puppetは太平洋岸北西部から生まれる重要な新規株式公開(IPO)の1つを実現すると私を含む多くの人が考えていた時期があった」と述べている。同氏は今回の買収について、「Puppetの既存ソリューションを強化し、将来の製品開発を加速させ、Perforceが提供するより広範なポートフォリオへのアクセスを提供できるようになることで、Puppetの顧客、パートナー、そしてオープンソースのコミュニティーにメリットをもたらす」としている。
PerforceのCEO、Mark Ties氏は、「この買収により、エンタープライズのDevOpsチームが重要なインフラを管理し、セキュリティを確保するための新たな機能を追加することで当社の製品を拡大できる」とコメントしている。「Puppetのチームを迎え、同社が市場で確立したレベルの顧客サポート、サービス、コミュニティーを今後も提供していくのが楽しみだ」(同氏)
さらにWassenaar氏は、「Perforceの使命は、技術チームがDevOpsの最も困難な課題を解決できるように支援し、イノベーションを妨げるものが一切ないようにすることだ。そのために足りなかったものが、Puppetの強みでもあるInfrastructure as Codeだ」と説明した。