LIXIL、アバター動画を自社制作–公開までの時間を30分の1以下に短縮
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LIXILは、動画制作ツール「PIP-Maker」を導入し、アバターを用いた動画の制作から公開までにかかる時間を30分の1以下に短縮したという。同ツールを提供する4COLORSが8月24日に発表した。
同社は、建築材料や住宅設備機器など2000点以上の商品に関する研修の効率化や働き方改革を背景とした若手社員の教育に課題を抱えていたという。そこで資料などの「PowerPoint」ファイルをアップロードすれば、最短5分でアバターと音声付き動画を作成できるPIP-Makerを2018年に導入した。いつでも、どこでも、誰でも、均一なコンテンツで学習できることを評価したとのことだ。
導入から約4年間に5000本以上のアバターを用いた動画を制作。全体の約70%をeラーニング教材として活用し、全国各地で「ZOOM」と併用しながら商品研修や新入社員研修を行っている。
コロナ禍で同社は、幅広い職種において在宅勤務を恒久化しており、対面でのOJT(On the JOB Training)の減少を補うために新人研修に動画を活用し、非対面での教育環境の整備や業務効率化の実現を図る。
動画制作には動画編集のスキルが必要なく、既存のPowerPoint資料から動画を制作できるため、制作から公開までにかかる時間が以前と比較して30分の1以下になったという。PIP-Makerを使った動画制作には制作マニュアルを社内のSNSで配布するなど、円滑に組織内での制作や活用が進んでいる。
PIP-Makerを利用するLIXILの従業員からは、「新人育成カリキュラムをPIPで作成することで、均一内容で新人育成ができる環境を整えられた」という声や、「初期提案時の商品説明に活用することで時間の効率化につながった」など、効果を実感するコメントが寄せられた。