清水建設、クラウドで建設現場のデジタル化と標準化を推進
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清水建設が建設分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けて、現場業務のデジタル化および標準化推進を目的に「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を導入した。日本オラクルが発表した。
清水建設は、書面でのやりとりや属人化された業務プロセスが多々存在する建設現場において、デジタル化による標準化を促進するとともに、協力会社との連携を含む効率化を推進することを目的に今回の導入に至った。
同社は、OCIで提供される「Oracle Autonomous Data Warehouse」「Oracle Application Express」(APEX)、「Oracle Analytics Cloud」を活用し、アプリケーションとシステムを開発。これにより業務フローの整理が進み、PCやスマートフォン上での直感的なアプリケーションからの情報入力、確認と関連データのシステム上での保管を可能となった。なお、「Oracle Autonomous Data Warehouse」の自律機能による容易なデータベースの設定、「Oracle APEX」のローコード開発により、わずか1カ月で本番環境を構築したという。
従来は、協力会社の参加のもとに開催する協議会の開催招集、出欠確認連絡、実施、報告書の承認、保管までの一連の業務はメール、ファクシミリなどで行われていた。書類は紙ベースで作成、保管されており、現場の従業員と協力会社の作業時間の負担となっていた。
システムとアプリケーションの開発は、日本オラクルのコンサルティング部門が支援し、2021年10月にOCI上でスタート。翌11月から建設現場で利用され、現在は9カ所の現場に利用が広がっているという。
ローコード開発ツールの「Oracle APEX」を利用しで、モバイルおよびウェブアプリケーションを開発した。自律機能でデータベース構築、運用管理負荷を軽減する「Oracle Autonomous Data Warehouse」を活用し、アプリケーションから送信されるデータを統合、一元化をしている。また、「Oracle Analytics Cloud」によって、データを可視化し、進展確認などを直感的に行えるようにもしたとのことだ。