Istio、Cloud Native Computing Foundationの正式なプロジェクトとして採択されたと発表。これでクラウドネイティブの基盤ソフトウェアはほぼ全てCNCF傘下に
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Istioの開発チームとCloud Native Computing Foundation(CNCF)は、IstioがCNCFのインキュベーションプロジェクトとして正式に採択されたことを発表しました。
Welcome @IstioMesh into the CNCF Incubator!https://t.co/AhwgxUTvDs pic.twitter.com/PYQlvV808e
— CNCF (@CloudNativeFdn) September 28, 2022
Istioは、Google、IBM、Lyftなどが中心となって2016年に開発が開始されました。特にGoogleはこのIstioをKubernetesをベースとした同社のマルチクラウドソリューションであるAnthosで採用しており、Istioの開発にも中心的な存在として関わってきました。
Istioはサービスメッシュと呼ばれる分野の代表的なソフトウェアです。
サービスメッシュとは、Kubernetesに代表される分散システム上で展開されるさまざまなサービス間を通信でつなぐ役割とともに、そのトラフィックの管理やルーティング、ロードバランシング、暗号化通信や認証サービス、モニタリングなどを実現します。
IstioはそのプロキシとしてEnvoyを採用し、また機能拡張する仕組みとしてWebAssemblyを採用していることが大きな特徴です。
今回のCNCFによる採択により、Istioの開発はCNCF主導で継続されることになります。
CNCFはKubernetesを始めとして、いわゆる「クラウドネイティブ」なソフトウェアを実現するための主要なソフトウェアの開発を主導していますが、これまでIstioは主要なソフトウェアとしては唯一CNCF主導ではないオープンソースだったと言っていいでしょう。今回、IstioがCNCFのプロジェクトになったことで、CNCFはクラウドネイティブのための基盤ソフトウェアのほぼすべてをその傘下に収めたことになります。