明電舎、クラウド型スキル管理システムを導入–データに基づき人材育成・配置が可能に
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重電機器大手の明電舎は、クラウド型のスキル管理システム「Skillnote」を導入。まずは主力生産拠点である沼津事業所内の装置工場システム装置ユニットで、在籍する約350人を対象に1月から運用を始めている。提供元のSkillnoteが2月28日に発表した。
明電舎では、システム装置ユニット内にある部署共通のスキル管理基盤をクラウド上に構築し、スキルや業務経歴などのデータに基づいた人材育成の強化と人材のアサインが可能になった。
Skillnoteは、従業員のスキル情報、教育情報、資格情報などの一元管理と、育成計画の立案、進ちょく管理を可能にするクラウドサービス。ものづくり現場においてこれまで「Excel」などで管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することが可能だ。製造現場のスキル/教育データがクラウドに登録され可視化が進むことで、技能伝承、多能工育成、即戦力化といった製造業の人材管理に関する課題解決に貢献する。
明電舎は、各部署共通のスキル管理基盤として利用できることや、データに基づいた人材育成をシステム上で完結できること、業務経歴情報のデータベース化ができることなどを評価した。また組織として不足するスキルや育成状況などを分析する機能や、従業員のキャリア形成をサポートする機能も採用のポイントとなった。
Skillnoteを活用することで、特に課題だった繁忙期における部署間での応援要請のやりとりを、記憶でなく記録を根拠にして最適な人材配置を実現できたとしている。また育成計画の立案、教育の記録、承認、スキル自動付与までの一連のプロセスをシステム上で完結できるため、課題だった若手社員の早期育成や技能伝承などをデータに基づき効果的に実施できているという。さらに同ユニットではスキル認定に一定の業務経歴が必要となるが、スキル情報をデータベース化することで、正確かつ効率的に管理できるようになった。
明電舎では今後、装置工場における他ユニットへの展開をはじめ、導入の拡大を検討している。