オラクル、次期Oracleデータベースの開発者向け無償版「Oracle Database 23c Free – Developer Release」提供開始。JavaScriptストアドプロシージャなど

今回は「オラクル、次期Oracleデータベースの開発者向け無償版「Oracle Database 23c Free – Developer Release」提供開始。JavaScriptストアドプロシージャなど」についてご紹介します。

関連ワード (形式、方針、集約等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


オラクルは、12カ月以内にリリースが予定されている次期Oracleデータベース「Oracle Database 23c」の開発者向け無償版「Oracle Database 23c Free – Developer Release」の提供を開始したことを発表しました。

これにより開発者は正式版のOracle Database 23cのアプリケーション対応などの準備を進めることが可能になります。

開発者向けの無償版「Oracle Database 23c Free—Developer Release」を発表しました。 Oracle Database 23cの主要な新機能やツールを新しいアプリケーション開発に活用できます。#database ダウンロードとプレスリリースはこちら→ https://t.co/ECZ3jZtuod pic.twitter.com/zRhZPkMeE6

— Oracle Japan/日本オラクル (@Oracle_Japan) April 4, 2023

オラクルは2017年に発表したOracle Database 18cから、データベースのバージョンを西暦に合わせています。そのため、今年発表されたOracle Database 23cの「23」は西暦2023年の下2桁になります(「c」はクラウドのcのはずです)。

JavaScriptストアドプロシージャ、JSONとリレーショナルなど

オラクルはOracle Databaseにおいて、OLTPはもちろん、カラム型データベースによるOLAP処理、JSONデータやXMLデータ、スペイシャルデータ、グラフ型データ対応など、1つのデータベースにさまざまな機能を集約したコンバージドデータベース(Converged Database)と呼ばれる方針で開発を進めています。

Oracle Database 23c Free — Developer Releaseの主な機能は以下の通り。

JSON Relational Duality(JSONとリレーショナルの二面性)
アプリケーションからは、データベースに対してリレーショナルモデルとしてもJSONモデルとしても、どちらの方法でもアクセスでき、トランザクション処理によるデータの一貫性を維持したままで書き込み、変更などが可能。

JavaScriptストアド・プロシージャ
JavaScriptでストアドプロシージャが記述、実行できるため、既存のjavaScriptコードによるビジネスロジックをデータ層で再利用することも可能。また、JavaScriptのプログラミングに慣れている開発者のスキルをデータベースで活かすことができるようになる。

JSONスキーマ
データベース側で業界標準のJSONスキーマを使用し、JSONドキュメントの構造を検証し保証するため、開発者はJSONデータ形式を安心して使用できるようになる。

Oracle Database 23c Free — Developer Releaseは、最大で12GBのユーザーデータ、2GBのデータベースRAM、2CPUスレッドまで扱うことができます。

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