キヤノンITS、従来型EDIの早期切り替えを支援する新接続サービスを開始

今回は「キヤノンITS、従来型EDIの早期切り替えを支援する新接続サービスを開始」についてご紹介します。

関連ワード (ネットワーク等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、NTTデータが提供する金融機関向けファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」と接続する新サービス「EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT接続サービス」の提供を開始すると発表した。

 AnserDATAPORTは、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」に準拠したファイル伝送サービス。閉域ネットワークサービスの「Connecure」を利用することで、企業が銀行ごとに個別のネットワークを用意することなくデータを交換できる。

 また、キヤノンITSが提供する「EDI-Master Cloud」は、クラウドに最適な技術を活用し、高い可用性や耐障害性、スケーラビリティーを備えたクラウドネイティブなEDIサービスとなる。OpenAPI(ウェブAPI)で機能を提供しており、基幹システムや運用管理ソフト、EAI/ETLなどさまざまな製品やサービスと連携できる。サービス基盤にはAmazon Web Services(AWS)を採用している。

 EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT接続サービスでは、企業が個別にConnecure回線を敷設することなくAnserDATAPORTに接続できる。EDI-Master Cloud契約企業との間をインターネット回線によりSFTP接続し、EDI-Master CloudとAnserDATAPORTとの間は、キヤノンITSが用意した開通済みのConnecure回線を利用することで、銀行とのセキュアなデータ交換を早期実現できる。

 Connecure回線は、EDI-Master Cloudを利用しているユーザーが共用で利用するため個別に回線を敷設するよりも安価に利用できるとのこと。また、Connecure回線の敷設・運用をキヤノンITSが行うため、AnserDATAPORTの利用におけるユーザーの運用負荷を軽減できる。

 AnserDATAPORTは、閉域ネットワークならではの安全性や、広域IP網対応の手軽さから多数の金融機関・団体で従来型EDI方式の後継として採用されており、ファームバンキングを利用する一般企業においても、接続先銀行の切り替え方針に合わせてAnserDATAPORTへの移行が検討されている。

 キヤノンITSは、「EDI-Master」シリーズを中核とするEDIソリューション事業で、2025年までに年間売上高35億円をめざしており、今後も企業のEDI業務の効率化を支援していく。同サービスの価格(税別)は月額10万円で、別途EDI-Master Cloudの契約が必要になる。

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