オープンソースのAIチャットボット「HuggingChat」とは?
今回は「オープンソースのAIチャットボット「HuggingChat」とは?」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「HuggingChat」は新たな人工知能(AI)チャットボットであり、同製品はOpenAIの「ChatGPT」という、公開されて以来毎日数百万人規模のユーザーに利用されているサービスと競合することになる。
HuggingChatはChatGPTや、「Bing」のチャットボット、「Google Bard」といったAIチャットボットと同じく生成型のAIツールであり、要約やエッセイ、手紙、電子メール、歌詞といったテキストの生成が可能となっている。また、この新しいAIチャットボットはChatGPTと同じように、コードの記述やデバッグのほか、「Excel」の数式の作成や、一般的な質問に対する回答もできる。
HuggingChatをリリースしたのは、AIの民主化を掲げて2016年に創業したAI企業のHugging Faceだ。オープンソースを手掛ける同社は、機械学習(ML)を用いたアプリケーションや資産を構築しており、ユーザーがさまざまなモデルやデータセットを共有できるようなプラットフォームとして機能している。
HuggingChatは現在のところ、「Stable Diffusion」を開発したドイツの非営利組織Large-scale Artificial Intelligence Open Network(LAION)によって生み出された「Open Assistant」ボットを用いている。
HuggingChatを支えるOpen Assistantのモデルは、2月に公開された、650億のパラメーターを有するMetaの大規模言語モデル「LLaMA」をベースにしている。
HuggingChatを使うには、HuggingFace.co/Chatにアクセスして、対話を開始するだけだ。AIチャットにアクセスする上で、Hugging Faceにログインしたり、アカウントを作成したりする必要はない。アクセスしたページにチャットウィンドウが表示されるようになっている。