macOSで「Bartender 5」のトリガー機能を使う–特定条件でメニューバーアイコンを表示

今回は「macOSで「Bartender 5」のトリガー機能を使う–特定条件でメニューバーアイコンを表示」についてご紹介します。

関連ワード (macOSを使いこなす、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 筆者にとって、「Bartender」は「macOS」に欠かせないものになっている。BartenderをmacOSに追加した最大の理由は、時折使用する必要がある大量のアイコンによって「メニューバー」が埋め尽くされてしまうのを防ぐことだ。

 それらのアイコンを非表示にすると、小さな問題が1つ発生する。それは、バッテリー残量を示すインジケーターが見えなくなるため、バッテリー残量が把握できなくなることだ。幸い、Bartenderの開発元はそのような状況を想定して、「Trigger」(トリガー)機能を追加してくれた。Triggerとは、その名の通りの機能である。つまり、特定のイベントが発生したときにトリガーされるアクションのことだ。ユーザーは、アプリやバッテリー、場所、時間、スクリプト、Wi-Fi接続のTriggerを追加できる。

 ここでは、筆者のシナリオを例にして、説明を進める。例えば、バッテリー残量が50%まで減少したときに、バッテリー残量インジケーターが表示されるようにしたいとしよう。その状態が発生すると、Bartenderは自動的にバッテリーインジケーターを表示し、充電によってバッテリー残量が50%を超えるまでインジケーターを表示し続ける。この単純なアクションは、メニューバーをすっきりとした状態に保ちながら、バッテリーが切れることも防いでくれる。Bartenderはメニューバーにバッテリー残量インジケーターだけを表示し、そのほかのアイコンは表示しないからだ。

 本記事では、その特定のTriggerをBartenderに追加する方法を解説する。

 必要なもの:この手順を実行するには、BartenderがmacOSにインストールされている必要がある。ここでは、「macOS Sonoma」を実行する「Apple Silicon」ベースの「MacBook Pro」で、Bartender 5を使用して説明を進める。

 Bartenderの試用版は機能がロックされていないため、今回の手順を実行するのに使用可能だ。

 最初に、「Launchpad」からBartenderを開く必要がある。アプリを開いた状態で、サイドバーの「Trigger」タブをクリックし、「Add Trigger」(Triggerを追加)をクリックする。

 表示されたポップアップで、Triggerに名前(例えば、「Battery 50%」)を付け、「Preset」(プリセット)として「Default」(デフォルト)を選択する。

 「Select menu bar items」(メニューバーアイテムを選択)をクリックし、「Battery」(バッテリー)のチェックボックスをクリックする。その後、「Done」(完了)をクリックする。

 「Add Trigger Condition」(Triggerの条件を追加)をクリックし、ドロップダウンから「Battery」(バッテリー)を選択する。これで、「Battery condition」(バッテリーの条件)のセクションがTriggerに追加される。「When」(いつ)のドロップダウンから、「battery is less than」(バッテリー残量が~未満)を選択し、「Battery charge」(バッテリー残量)のスライダーを50%(あるいは、Triggerとして使用したい任意の残量)に変更する。

 このステップを完了したら、「Done」(完了)をクリックする。これで、Triggerの作成は完了だ。バッテリー残量が50%未満になったら、メニューバーにバッテリーアイコンが表示され、いつ充電する必要があるのかを知らせてくれるようになった。

 筆者はBartenderがとても好きになった。このツールを使用すると、メニューバーをすっきりとした状態に維持できるだけでなく、特定のTriggerの条件が満たされたときにアラートを受け取ることも可能だ。この機能を試してみて、Bartenderのさまざまな利点をチェックし、試用期間の終了後に16ドルを支払って使い続ける価値があるか確認してほしい。

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