生成AIを組み合わせたサービスの提供は新たな挑戦–ウイングアーク1st・田中社長

今回は「生成AIを組み合わせたサービスの提供は新たな挑戦–ウイングアーク1st・田中社長」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2024年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

ウイングアーク1st 代表取締役 社長執行役員CEO 田中潤氏

 「日本は先進国ですか」――。これは2023年、東南アジアや米国をはじめ7カ国を訪問した際に問われた内容です。

 2024年の世界経済は3%程度の減速成長、鈍化と予測されています。グローバル基準で見ると、日本の実質物価は上がっておらず、質も良く安いものが多くあると言えます。一方、働く人々の賃金が追いついていない実態に対して「国民所得を増やし賃金上昇へ」と国のディシジョンは賛同しますし、当社も人の働きの成果を価値に転換することを加速させたい、と取り組んでいます。

 テクノロジー関連においては“生成AI”がどの訪問先においても話題となり、瞬く間に各国の首脳陣までを巻き込み、「AI法案」としてもニュースが飛び込む毎日でした。

 なぜ議論が起こっているのか。生成AIは“人”の技能を担い、可能性を秘めた素晴らしいテクノロジーですが、物事の善し悪し、倫理観や誤情報を見極めた意思決定や判断ができない危うさを兼ね備えています。従順な頭脳ですが、「どのようなデータを流し込んで正しく使いこなすのか」は、私たちに委ねられています。

 「誰もが簡単にテクノロジーを使えるようにしたい」という私の想いは、当社事業の根底にあります。スマートフォンを自然に利用しているように、企業の業務においても意識せずとも生成AIや新たなテクノロジーを自然に使いこなしている、そんな製品を世の中に出していきたいと考えています。

 2024年に当社は創業20周年を迎えます。本格的に、当社の製品・サービスに生成AIを組み込み提供してまいりますが、帳票やデータ活用領域の独自の開発に新たなテクノロジーを組み合わせたサービスの提供は、私たちにとっても新たな挑戦です。

 「新しいものを恐れず、未来を切り開くのは、私たちの意思決定」――、これは2023年の当社のコーポレートイベントで掲げた言葉なのですが、恐れずに挑んでまいりたいと存じます。

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