ニトリ、自社ECにAI活用の商品マスター採用–情報の自動取得で作業負担軽減へ
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ニトリは、自社のECサイト「ニトリネット」において、商品情報を整理・充実させるため、AIを活用したクラウド製品マスター「Lazuli PDP」を採用した。提供元のLazuliが1月11日に発表した。ニトリは2023年12月から、同サービスを実験導入している。
Lazuli PDPは、複数の外部データベースに点在している商品情報を一元管理し、データを活用しやすい形に整備・連携させるサービス。AIを用いて多様な商品マスターデータを名寄せし、製品の特徴からウェブサイトの情報を記載するメタタグの付与や関連付けを行う。これらの情報が同サービスを通してユーザーに提供される仕組みだ。
ニトリネットでは、ベッドやソファーから収納、生活雑貨、キッチン用品、ネット限定まで幅広い商品を扱っており、消費者の要望に合わせた商品開発、生活シーンや季節ごとの室内コーディネートの紹介などを行っている。
同サイトへの商品掲載数を一層増やす方針のニトリでは、商品掲載業務の生産性向上が課題となっていた。そこで同社はLazuli PDPを導入し、AIで収集した商品情報をECサイトに反映することで、利便性の高いECサイトの効率的な構築を図っている。
Lazuli PDPには、Lazuliが独自開発した高速クローラー機能を搭載しており、オンラインで公開されている商品情報を自動で取得し、適切なフォーマットに整えた上でECサイトに反映する。これまでニトリネットでは、担当者が各メーカーに問い合わせて商品情報を取得していたが、Lazuli PDPの導入により同作業を自動化し、作業負担を大幅に軽減できるとしている。