DXYZとxIDが連携–京都府鶴岡市で顔認証受付の実証を開始
今回は「DXYZとxIDが連携–京都府鶴岡市で顔認証受付の実証を開始」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営、持続可能な地域社会を目指す「地域DX」等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
DXYZは1月24日、同社が提供する顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」とxIDが提供するデジタルIDソリューション「xID」の連携を発表した。また両社は2月1日に、京都府亀岡市と共に同市内の子育て関連施設において、「マイナンバーカード連携 顔ダケで、市民サービス」顔認証受付の実証事業を開始する。
FreeiDは、アプリで顔情報を登録するだけで、オフィスの入室や来客対応、マンションのオートロック解除、買い物の決済などを顔認証だけでできる。xIDは、身分証や鍵、はんこがデジタル上で一つになったサービス。「xIDアプリ」を利用し、マイナンバーカードと連携することで、手軽に本人確認や電子署名ができる。
両社が連携することで、マイナンバーカードに登録された基本4情報(住所・氏名・生年月日・性別)を活用した住民サービスを顔認証で利用できるようにする。これにより、住民の利便性向上と自治体職員の業務効率化を目指すという。
亀岡市では、2023年10月に子育て関連施設でFreeiDを活用した「顔ダケで、市民サービス」実証事業を実施。しかし「顔ダケで、市民サービス」では、市役所窓口での在住確認が必要であり、平日に窓口に行けない市民が顔認証受付を利用できないという課題があった。今回の実証事業では、事前登録時にマイナンバーカードを連携したxIDアプリを利用することで、在宅での在住確認が可能になり、あらゆる市民が顔認証受付を利用できるようになるという。
また、当日のサービス利用時に、利用者は本人確認証の提示が不要になり、施設では受付の省人化や無人化、利用状況の可視化、持ち忘れ時のトラブル防止につながるとしている。
両社は今後、マイナンバーカードとの連携により、市民一人一人に向けた、バスやタクシーでの優待やクーポンの利用、地域通貨の決済などを顔認証で利用できるように協業を進めていくという。