アップルの「Vision Pro」を普段の仕事で使ってみたら

今回は「アップルの「Vision Pro」を普段の仕事で使ってみたら」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Appleが初めて「Apple Vision Pro」を発表した際、筆者の好奇心はかきたてられた。しかしその好奇心は、価格を目にしたことで、他の多くの人々と同様にあっという間に薄れてしまった。3500ドル(約52万円)からという価格体系を見た瞬間、自らの生活を快適にしてくれそうな他のウェアラブル製品やモバイルテクノロジーに目を戻したのだった。

 それからしばらくして筆者は、米ZDNETのJason Hiner記者やJune Wan記者が執筆した同製品に関する記事を読んだり、人々が実際に使用している動画をいくつか視聴する機会があった。その結果、思い切ってこの次世代ヘッドセットを試してみるべきだと考えるようになった。Appleで特に高価なガジェットの1つである同製品は、筆者の生産性や効率の向上に役立つかもしれないと思ったのだ。

 まずここで、筆者とApple製品の関わりについて述べておきたい。筆者が初めてAppleコンピューターを購入したのは1989年のことだ。また、初代の「iPhone」を購入するためにAT&Tの店の前に並び、雨が降っていたにもかかわらずそこで一夜を明かしたこともある。さらに筆者は、テクノロジーのアーリーアダプターだと自認してもいる。筆者はVision Proの予約こそできなかったが、日々の在庫情報に目を光らせ続け、2月に入ってようやく地元のショッピングモールにある店で同製品を手に入れることができた。

 512GBモデルの価格は、地方の物品税とトラベルケースの価格である199ドル(約3万円)を上乗せすると、4300ドル(約64万円)弱になる。このため、同製品が投資額に見合うだけの価値を持つかどうかを判断する基準はより厳しくなった。筆者は、同製品を通勤電車内やオフィス内などで3日間にわたって使用してみた。本記事では、その中で感じたことを、エンジニアとして、そしてデジタルノマドとしての立場から述べている。

 筆者は普段、米海軍の船舶設計技師として働いており、30年というキャリアを積んだ今では、復原力の計算処理や、設計図面のレビュー、レポートや提案書の作成、「Microsoft Teams」上での顧客とのやり取り、他の担当者の管理をしている。そしてわれわれが使用しているエンジニアリング系プログラムの多くは「Windows」環境上でしか動作しないため、オフィスではWindowsが主体となっている。

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