CTC、カードゲームでデータ活用学ぶ「デタカツ」提供–自社の提案活動が契機
今回は「CTC、カードゲームでデータ活用学ぶ「デタカツ」提供–自社の提案活動が契機」についてご紹介します。
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伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、データマネジメントの基礎知識やデータ活用を習得する教育サービス「デタカツ」の提供を開始したと発表した。同サービスでは、利用者がカードゲームを通してITシステムや業務課題に対するデータ活用の効果を考えることを図る。1人当たりの税抜価格は5万円からで、DXやビジネス変革に取り組む企業を中心に展開するという。
企業がDXに取り組む中、AIやデータサイエンスなどの知見を企画立案や経営の意思決定に生かすデータドリブン経営に注目が集まっている。効果的にデータを活用するためにデータの収集、品質の向上、統合、管理といったデータマネジメントの水準を組織横断で向上させる取り組みが必要になるとCTCは説明する。
デタカツは、「データ収集」「データ品質」「データ統合」「データ分析」「データ管理」「組織・人材育成」の項目で構成される。利用者は、カードゲームとグループワークでデータマネジメントに関する基礎知識やデータの活用方法を実践的に学べるという。
カードゲームでは、データマネジメントにおける課題と対策が記載されたカードを選択しながら、「経営層」「情報システム部門」「事業部門」のロールプレイを行い、バランス良くデータマネジメントの水準を向上させることを目指す。ゲームの過程において、少人数のチームで話し合いながら課題の把握、対策、収益の検証、効果などを疑似体験することで、自部署や組織横断でのデータ活用のノウハウを学べる。
利用者は、講義形式でデータマネジメントの基礎知識や重要性を学んでからカードゲームに臨む。ゲーム後にグループワークで自社のデータマネジメントの課題や解決方法について議論することで、データマネジメントの習熟度を評価する。
CTCは、データマネジメントシステムの提案活動を行う中で、より効果的なシステムの導入や定着化に向けて、デタカツの企画やカードの制作を実施した。実際の課題に即した題材にするため、金融データ活用推進協会(FDUA)の協力を受けてカードの記載内容を検討。今後は、FDUAに参画している金融機関にもデタカツを体験してもらうことで、コンテンツを拡充させるとしている。