広島銀行とNTTデータ、業務プロセス高度化のクラウド基盤を構築
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広島銀行とNTTデータは、業務プロセスの高度化のための「フロントチャネル連携基盤」を構築し、5月20日に運用を開始したと発表した。同基盤上でNTTデータイントラマートのローコードプラットフォーム「Intra-mart」のクラウドを利用し、銀行チャネルや他社サービスとのAPIによる連携や事務処理のワークフロー化による銀行バックオフィス事務の効率化を図っているという。
同基盤では、NTTデータが銀行内外のシステムと連携するAPIを提供し、ウェブサイトやモバイルアプリケーションなどの非対面チャネル、外部の金融機関やFinTechなどのサービスと連携する。また、行員が属人的に判断していた確認処理や手作業で実施していた各システムの登録事務を業務ワークフローとしてIntra-martのシステムに組み込み、手続きの自動化や正確性の向上を図った。
広島銀行では、同基盤を用いて、まず7月8日に法人および個人事業主の顧客が「〈ひろぎん〉ビジネスポータル」から当座貸越の申し込みなどができるサービスを開始した。ここでは勘定系システムとの内部APIなどを経由した借入明細の照会、申し込みデータの速やかなCRMなどのサブシステムとの連携を可能にしている。
また、9月2日には普通預金口座のキャッシュカードを利用する個人顧客が住所や電話番号の変更、通帳やキャッシュカード、ローンカードの再発行、無通帳口座への切り替え、発見の手続きができるサービスも始める。ここではACSiON提供のe-KYCサービス「proost(プルースト)」との連携や、勘定系システムとの内部APIによるチェック機能を構築する予定だという。