仕事でAIを導入するには–AI活用による生産性向上をデスクワーカーの81%が実感
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SlackのWorkforce Labが実施した調査によると、デスクワーカーのAI使用は2024年1月から23%増加し、2023年9月以降では60%増加したという。また、このデータではAIによる生産性の向上が示されている。
調査の対象は、全世界のデスクワーカー1万人以上だ。デスクワーカーとは、「フルタイム(週30時間以上)の勤務」を行い、主に経営幹部、上級管理職、中級管理職、または下級管理職といった役職に就いており、「データを扱う仕事、情報を分析する仕事、創造的思考を伴う仕事」に従事する者、とWorkforce Labの調査方法で定義されている。
この調査で、AIユーザーの81%が、AIツールによって生産性と仕事の質の両方が向上したと回答した。また、AIを使用する従業員の方が、従業員エンゲージメントの他の指標のスコアが高いことも明らかになった。これには以下のような指標がある。
調査で明らかになった他の重要な点は以下のとおりだ。
AIには生産性向上以外にも多くの利点があることを示した調査もある。生成人工知能(AI)を顧客関連の取り組みに利用している企業は、生産性だけに力を入れている企業と比べて、5年後の売り上げが25%高い可能性があることが、Accentureの調査で明らかになった。
大規模なパーソナライゼーションと効率向上を目指すマーケティング担当者は、AIの導入を最優先事項と最大の課題に位置付けている。最新の2024年版「State of Marketing Report」では、3分の1のマーケティングチームがワークフローにAIを導入したことが明らかになった。
しかし、Slackの調査では、デスクワーカーの3分の2がまだAIツールを試していないことも分かっている。世界のオフィスワーカーの約半数がAIの使用に意欲を示す一方で、93%が業務タスクにおいてAIの出力を完全に信頼できるものとは考えていない。