デバイスメーカーからITソリューションプロバイダーへの移行図る–レノボ
今回は「デバイスメーカーからITソリューションプロバイダーへの移行図る–レノボ」についてご紹介します。
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レノボ・ジャパン、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ、モトローラ・モビリティ・ジャパンは合同で、2024年度事業戦略説明会を開催した。
レノボ・ジャパン 代表取締役社長の檜山太郎氏は、レノボグループの製品ポートフォリオがスマートフォンやタブレット、PC、サーバー、ネットワーク、クラウドまで多岐にわたることを「ポケットからクラウドまで」と表現し、大きな方針として「Hybrid AIをポケットからクラウドまで、もっと身近に」というメッセージを打ち出した。同氏は「2024年はAI元年になるのではないか」とした上で、同社の製品群がAI時代にどのように活躍できるか/どうやって社会に貢献できるかを考えているとした。
檜山氏が事業戦略として強調したのは「デバイスメーカーからITソリューションプロバイダーへ移っていく」という点だ。同氏は「製品、技術をお客さまにお届けするだけでなく、しっかりとお客さまの課題を理解しながら、われわれとしても自分のものとして、持っている製品ポートフォリオでどうやって解決していけるかというITソリューションプロバイダーの方へ移っていきたい。レノボはもともと、ハードウェア中心の会社だったが、それをどういう風にしてモノ売りからコト売りに移っていくか、カルチャーを変えていく話にもなるため、一人一人の意識付けや、お客さまに対する接し方などの細かい点まで進めている」とした。
レノボ・ジャパンがカバーするPC、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズの事業領域であるサーバーやストレージなどのITインフラ製品群、モトローラ・モビリティ・ジャパンのスマートフォンなどのそれぞれの製品群に対し、横串を通すようにまとめる存在としてソリューション&サービス事業が位置付けられている。
今回の事業戦略説明では、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 代表取締役社長の多田直哉氏、モトローラ・モビリティ・ジャパン 代表取締役社長の仲田正一氏も出席していたが、檜山氏が各社の事業領域も含めて全て一人で説明した点も、個別の事業領域ごとにバラバラに考えるのではなく、ポートフォリオ全体をソリューションとしてまとめるという意志の表れだったと思われる。