ワークデイが最新AIソリューションを披露–「Illuminate」を発表、3ステップでAI活用

今回は「ワークデイが最新AIソリューションを披露–「Illuminate」を発表、3ステップでAI活用」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Workdayは、米国時間9月16~19日にラスベガスで年次イベント「Workday Rising 2024」を開催している。16日と17日の基調講演では最高経営責任者(CEO)のCarl Eschenbach氏と共同創業者でエグゼクティブチェアのAneel Bhusri氏がそれぞれステージに立ち、次世代のAI「Workday Illuminate」を発表した。

 2024年のWorkday Risingは16回目となり、会場に1万8000人、オンラインで3万人が参加するなど過去最大規模となった。また、今回はEschenbach氏がBhusri氏との共同CEO体制の期間を経て単独CEO体制での初のイベントともなった。テーマは「Forever Forward」で、「常に前進し続ける」という意味だ。

 このテーマには、少なくとも2つの意味が込められていると言える。1つは“Workdayそのもの”。17日の基調講演でBhusri氏は、創業時に共同創業者のDave Duffield氏と共に描いた「従業員最優先」「顧客サービス」「イノベーション」などのコアバリューを紹介し、Workdayのアイデンティティーを強調した。そのコアバリューを引き継いだ形で新CEOとしてEschenbach氏がWorkdayを率いることになる。

 2つ目は、ビジネス環境だ。Eschenbach氏は、「変化こそが普遍」とし、企業を率いるリーダーは「常に3歩先を行く必要がある」と述べた。

 最新の変化がAIだ。「クラウド、モバイルのどれよりも大きい、業界で最大の地殻変動が起きている」とEschenbach氏。またBhusri氏は、「Workdayは顧客のために常に技術革新をしてきた。新しい技術を取り入れて、顧客がそれを使って企業を経営することで、共に前進する。AIでも同じだ」と述べた。

 Workdayの投資エリアは、「ユーザー体験(UX)」「国際展開」「業界別」「プラットフォーム」の4つだ。

 UXでは、AIの活用を積極的に進める。今回のイベントでは「Workday Assistant」を発表した。Bhusri氏は「将来はAIだ」と述べる。「われわれのユーザーインターフェース(UI)は、50年前にSteve Jobs(元Apple CEOのSteve Jobs氏)が『Xerox PARC』で作ったポイント&クリックをベースとしている。50年ぶりにUI/UXが大きく変わる」と付け加えた。

 国際展開は、ここ数年の同社の大きなフォーカスになる。例えば、日本の事業も2023年にアジア太平洋の枠から切り離して米国本社直轄となった。

 業界別の取り組みも段階的に進めてきた。Bhusri氏は、人的資源管理(HR)と財務で業界固有の機能を準備し、次にアプリケーションに進めていると述べる。

 プラットフォームでは、Workdayのプラットフォーム戦略において「Workday Extend」として、パートナーがWorkday上でネイティブに動くサービスを開発できるノーコード/ローコード開発ツールを提供する。既に運用環境にあるWorkday Extendのアプリケーションは2000以上を数えるという。

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