AWS、VMware社ではなくAWS自身が提供する「Amazon Elastic VMware Service」プレビュー公開
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Amazon Web Services(AWS)は、日本時間で今日開幕した年次イベント「AWS re:Invent 2024」で、AWSが提供するVMwareを用いた新サービス「Amazon Elastic VMware Service」のプレビュー公開を発表しました。
VMware Cloud on AWSはAWSによる販売終了
AWS上でVMwareを用いたサービスとしては、2016年にAWSとVMwareが共同で発表した「VMWare Cloud on AWS」が以前から提供されていました。
VMware Cloud on AWSは、基本的にAWSのベアメタル上にVMware社が自社製品を用いて構築したクラウドサービスであり、VMwareが主導して構築し提供していたものです。
しかしVMware社は2023年にブロードコム社に買収され、その後に方針変更が行われたことで、2024年4月30日を持ってAWSやそのチャネルパートナーによるVMware Cloud on AWSの販売が終了しました。
Amazon VPC内にVMware Cloud Foundationを導入
今回発表されたAmazon Elastic VMware Serviceは、AWS自身がVMwareのソフトウェアを用いてサービスを構築し、提供するもので、AWSネイティブなVMware Cloudと言えます。
具体的には、Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)内で直接VMware Cloud Foundation(VCF)を導入することでVMwareのクラウド環境を構築しているため、AWSのさまざまな機能やスケーラビリティを活かしつつ、VMwareのクラウド環境を利用可能です。
また、運用についてはマネージドサービスだけでなく、ユーザー自身が運用を行うセルフマネージドも選択可能なため、オンプレミス環境とほぼ同様の運用体制のまま移行することができるようになっています。
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