生成AIの利用経験者が3カ月で2倍に、半数以上が「ほぼ使わない」など課題も–GMOリサーチ

今回は「生成AIの利用経験者が3カ月で2倍に、半数以上が「ほぼ使わない」など課題も–GMOリサーチ」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 生成AIの認知と利用が広がっていることが、GMOリサーチの最新調査で明らかになった。同調査は日本国内の15歳以上の男女1107人を対象に、オンラインで2024年2月20日~3月5日に行った。

 調査結果を見ると、生成AIの認知率は71.1%で3カ月前の前回調査(63.6%)と比較して7.5ポイント上昇した。また利用経験率は33.5%(前回は16.6%)で16.9ポイント上昇した。しかし、その半数以上が利用頻度について「ほぼ使わない」と回答している。これについて、GMOリサーチでは、「生成AIを利用してみたものの、その半数以上が活用できていないという課題も見えた」と分析している。

 業務利用における生成AIの重視するポイントについては、「使いやすさ」が45.6%と最も多く、「精度と信頼性」が37.2%で続いた。また、「コスト」(19.4%)と「セキュリティとプライバシー」(19.2%)も回答が多かった。これらのポイントは、生成AIの業務利用の障害になりやすい部分であると同時に、改善・解決されれば生成AIの利用経験や頻度の増加につながると考えられる。

 生成AIツールの利用状況については、「ChatGPT」が48.4%で最も多く利用されていた。これに、「Microsoft Copilot Studio(Microsoft)」(21.6%)、「Microsoft Copilot〈旧Bing チャット〉(Microsoft)」(19.0%)、「Gemini〈旧Bard〉(Google)」(15.7%)、「Google Generative AI App Builder(Google)」(13.7%)が続く。

 また、Copilot Studioと「Google Generative AI App Builder(Google)」など自社の生成AIを構築するための法人向けツールの回答割合が他と比較して多いことから、企業での生成AIの導入が進んでいること、また既製生成AIツールの利用にとどまらず、その技術を組み込んだ開発に取り組んでいることがうかがえるとしている。

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