プロロジス、物流施設内にコンテナ型データセンター–消費電力の約3割太陽光で
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物流施設の運営、開発などを手掛けるプロロジスは、物流施設内にコンテナ型データセンターを設立すると発表した。物流施設の屋根面の太陽光発電設備から給電し、再生可能エネルギー(再エネ)由来のデータセンターとして運営する。
コンテナ型データセンターを設立するのは、福岡県小郡市で運営中のBTS型物流施設「プロロジスパーク小郡」の敷地内。2025年4月のサービス開始を予定しており、既に国内大手メーカーによる利用が決まっているという。
プロロジスパーク小郡の屋根面に設置した太陽光発電設備から、データセンター内のサーバーへ直接給電し、消費電力のうち約3割を太陽光発電による電力で賄う。不足分は固定価格買取制度(FIT)非化石証書を活用することで100%再エネ由来のデータセンターとする。
プロロジスでは、運営中の物流施設の屋根面で太陽光発電による電力供給をしており、発電容量は全国で67MWに達する。しかし物流施設内で消費しきれない電力があり、その活用が課題になっていた。余剰電力の自己託送や電力販売契約(PPA)などによる有効利用もしているが、送電ロスが発生するなど最適解とは言えない状況だったという。
コンテナ型データセンターは、太陽光発電による電力をデータセンターに直接給電して消費することで、再生可能エネルギーの地産地消に結びつける。脱炭素を推進するほか、生成AI利用などの増加とともに急増するデータセンターへの需要に応える。
サービス開始は2025年4月を予定。国内大手メーカーによる利用が決定しているほか、複数企業との商談を進めているという。