ソニー「α1」速攻インプレッション プロカメラマンから見てうれしい5つのポイント (1/2 ページ)
今回は「ソニー「α1」速攻インプレッション プロカメラマンから見てうれしい5つのポイント (1/2 ページ)」についてご紹介します。
関連ワード (動体、荷造、試用等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、It Media News様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
1月27日にソニーがしたフルサイズミラーレスのフラグシップモデル「α1」(アルファワン)。同日に行われた、プロカメラマン向け体験会で実機に触れることができた。短い時間の試用ではあるが、α1がプロユースに対してどれだけ進化したのか見ていきたい。
静止画も動画もいけるハイエンドオールラウンダー
まず気になる実機の撮影データは会場からの持ち出しがNGだったので、今後の楽しみにしてほしい。しかしセンサー自体は「」ベースとのことなので、大きな変化があったというよりは、徹底的に足回りなどを強化して、静止画も動画もいけるオールラウンダー機に仕上げたとみるのがよさそうだ。
静止画の場合は比較的高画素(有効画素数約5010万画素)、30コマ/秒、高いAF/AE追従性能と、状況を選ばず撮影できるスペックだ。動画についても8Kまで対応する他、外部レコーダーとの連携もしやすく、最近の動画撮影事情をうまく取り込んでいる。
つまり、各カメラマンの撮影する領域次第でこのモデルの評価ポイントは変わってくるといえる。人によってはそれが連写性能になるし、静粛性になるかもしれないし、動画関連だったりするかもしれない。
筆者の場合は無機物の撮影が多く、有機物は主に人物撮影。こうした自分のニーズの場合は正直に言ってα1よりは高画素モデルの「α7R IV」の方が当てはまる。
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例えば、無機物の撮影は研究施設が多い。スピーディーな操作を必要とするシーンは何かしら実験機器の動作中くらいで、どちらかといえば撮影対象の時間制限と携行する荷物のシンプルさ、そして高画素での記録が重要になる。
そのため、α1については以下で紹介していく5つが評価のポイントになった。
シリーズでほぼ変わらないボディサイズ
αシリーズは小型の「」を除けば、ボディサイズをほぼ統一しているのが特徴の一つだ。今回もサイズについては極端に変更されておらず、リグ(カメラに取り付ける周辺機材)の使い回しがしやすく、状況に応じてボディの変更をすることも意識されている。
周辺機器との干渉をあまり考えずに済むのは、ボディとレンズ以外の機材が多い人ほどうれしいハズ。またボディサイズが機種ごとでほぼ差がないということは荷造りの際に収納スペースを考える手間が省けるのもメリットだ。もちろん、家族に買い換えたとバレにくくなるメリットもあるような気もするのだが。
ブラックアウトフリーや静粛性、動体のゆがみ抑制などミラーレスならではの進化
シャッターごとにメカが動作する要素をなくせるため、連写をしていても電子ビューファインダーにブラックアウトが生じない。これはポートレート撮影だけでなく、動体を狙う場合でも重宝する。このときも最大30コマ/秒での撮影が可能だ。
シャッター音がしないサイレントモードでも同様であり、静音を要求されるシーンでも重要だ。例えば発表会での撮影は、シャッター音も騒音と認識されやすい。プロならば、撮影シーンに応じて静かにシャッターを切れるボディを用意しておくべきだろう。
もうひとつ、ミラーレス機の弱点でもあった動体のゆがみ。これもα9II比で約1.5倍の読み出し性能となったため、電子シャッター時でもゆがみと遭遇するシーンがほとんどなくなっているという。ハンズオンでは試せなかったが、シャッター速度1/32000秒はチェックできた。NDフィルターがないとキツいような明るいシーンなどで助かりそうだ。
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2021-01-30 07:30そろそろ引っ越すから荷造らなきゃいけない…めんどくさい…