Istioのオープンソースアプリネットワーキングプロジェクトから生まれたTetrateが43.4億調達

今回は「Istioのオープンソースアプリネットワーキングプロジェクトから生まれたTetrateが43.4億調達」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

複数のアプリケーション間で容易にデータの共有ができるようにするオープンソースのネットワーキングプロジェクトを商用化するTetrateが、4000万ドル（約43億4000万円）の資金を調達した。

Sapphire Venturesが主導した今回のラウンドは、Istioプロジェクトの重要性と、クロスプラットフォームのデータ共有を促進する重要なサービスがいかになっているかを強調している。

新たな投資家としてScale Venture PartnersとNTTVCが、既存投資家としてDell Technologies CapitalやIntel Capital、 8VC、Samsung NEXTなども参加している。

Tetrateによると、今回の資金は、同社のハイブリッドクラウドアプリケーションのネットワーキングを支えるプラットフォーム開発の継続と、アプリケーションのサービスメッシュをより使いやすくするIstioをベースとする新しいプロダクトのサポートに充てるという。また、ラテンアメリカとヨーロッパ、アジアへの業務拡大も、資用途の1つとして計画しているとのことだ（個人的には、そのお金をすべて紙幣にして、スクルージ・マクダックのように泳いでみたい）。いっそ全額を1ドル紙幣にして、その中でスクルージ・マクダックのように泳ぐのはどうだろう。

Tetrateの取締役会に加わる大型VCであるSapphireのパートナーで社長のJai Das（ジャイダス）氏は、次のように述べている。「マイクロサービス革命が進展する中で重要なのは、マイクロサービスで構築されコンテナでデプロイされるアプリケーションをIstioを使って管理することだ。Tetrateはプロダクトと創業チームの経歴が一流であるため、Istioをエンタープライズのメインストリームに育てていくことができると確信している。プロダクトとチームの両方で、マルチクラウドでハイブリッドなクラウド環境における管理とデプロイが極めて容易になる。我々が日常使用するアプリケーションは、バックグラウンドの仕事量が膨大だが、TetrateはIstioベースのサービスメッシュ技術でそれらを支え、マイクロサービス間のトラフィックを管理し、可視性を加え、セキュリティを強化する」。

2018に創業したTetrateは、2019年に公式ローンチし、その際の1250万ドル（約13億6000万円）のラウンドが同社のプロフィールを高め、オープンソースのIstioとEnvoy Proxyによるサービスの商用化とプロフェッショナル化の道を拓いた。

米国防総省をはじめ、多くの大物顧客がTetrateのサービスを現在利用している。Tetrateは軍向けにDevSecOpsのプラットフォームPlatform Oneで使われている。

米空軍のソフトウェア最高責任者であるNicolas Chaillan（ニコラス・チャイラン）氏が声明で次のように述べている。「Platform Oneの運用をIstioで安全かつ円滑にするためにTetrateと提携した。Platform Oneは国防総省全体の重要性の極めて高いシステムで使われている。Tetrateのチームは、ワールドクラスの専門技術を提供し、我々のチームの要員を訓練し、プラットフォームのアーキテクチャと構成を精査してデバッグとアップグレードをサポートした。我々は優れたプロダクションサポートを得てプラットフォームを円滑に運用し、また、我々のスタックの重要なレイヤーに関して彼らとそのプラットフォームを頼りにしている」。

画像クレジット：Yuichiro Chino/Getty Images

【原文】

Tetrate, the company commercializing an open-source networking project that allows for easier data sharing across different applications, has raised $40 million.

The round, led by Sapphire Ventures, underscores the importance of the Istio project and just how critical services that facilitate cross-platform data sharing have become.

Sapphire was joined by other new investors including Scale Venture Partners and NTTVC, along with existing investors, Dell Technologies Capital, Intel Capital, 8VC and Samsung NEXT.

The company said it would use the cash to further develop its hybrid cloud application networking platform and support a new product, based on Istio, that makes the application service mesh easier to use, according to a statement from the company. Geographic expansion to Latin America, Europe and Asia is also on the menu now that it has 40 million simoleons to play around with (personally I’d have converted all that money into bills and gone swimming in it like Scrooge McDuck).

“As the microservices revolution picks up steam, it’s indispensable to use Istio for managing applications built with microservices and deployed on containers. Both the product and background of the founding team lead us to believe that Tetrate is poised to bring Istio into the mainstream for enterprises by making it easy to manage and deploy on multi-cloud and hybrid cloud environments,” said Jai Das, the partner, president and co-founder of Sapphire’s multibillion-dollar firm, who’s joining the Tetrate board. “The applications we use daily require a lot of work in the background, and Tetrate helps make that happen with its Istio-based service mesh technology, which helps route traffic between microservices, add visibility and enhance security.”

Founded in 2018, Tetrate formally launched in 2019 with a $12.5 million round that boosted the company’s profile and helped the company commercialize and professionalize services around the Istio and Envoy Proxy open-source projects.

Tons of really big customers, including the U.S. Department of Defense, use Tetrate’s services currently. In the military, Tetrate powers the DevSecOps platform called Platform One.

“We partnered with Tetrate to help secure and smoothly operate Platform One with Istio. Platform One works with the most critical systems across the DoD. The Tetrate team has provided world class expertise, trained our team members, reviewed our platform architecture and configurations, and helped with debugging and upgrades,” said Nicolas Chaillan, the chief software officer for the U.S. Air Force, in a statement. “We’re getting excellent production support for running our platform smoothly and we rely on them and their platform for a critical layer of our stack.”

（文：Jonathan Shieber、翻訳：Hiroshi Iwatani）

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