【レビュー】レーダーで睡眠をトラッキングする7インチの第2世代Google Nest Hub、やっとSoliの良い使い道が見つかった

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Nest Home Hubは、初期バージョンがリリースされて2年半になるが、今でも市場に出ている製品の中では筆者のお気に入りのスマートスクリーンの1つだ。これは、このカテゴリーの製品の改善率が悪いということかもしれないし、Google(グーグル)が最初からかなりしっかりとした製品を作ったということかもしれない。堅牢だがシンプルな素材でできた筐体の外観は市場でもトップクラスだ。サイズもちょうどよく、機能面でもグーグルがじっくりと考えて作り込んだことがよくわかる。

こうした類の家電製品はこれまで何十年も(需要を維持しようと)毎年大きなアップデートを発表してきたため、消費者もそれを当たり前のことだとみなすようになっている。そういう意味では、今回の第2世代デバイスには少しがっかりした。新しい機能はほとんど見当たらない。睡眠トラッキング機能が追加され、スピーカーの低音パワーが強化されたが、正直にいってそのくらいしかない。

多分、今回の新バージョンで一番興味深いのは、グーグルのエンジニアが自ら課した制限の下でどのようにしてこの新機能を実現したのかという点だ。筆者は、リリース前のイベントでGoogle Home Hubを見て、カメラを内蔵しないことにした理由を尋ねたときのことをはっきり覚えている。グーグルやAmazon(アマゾン)などの企業はその頃、こうしたデバイスでできるかぎり多くの情報を収集することに注力していた。

画像クレジット:Brian Heater

筆者は当時、カメラを内蔵しないというグーグルの方針に賛辞を送った。そして今回の第2世代デバイスでその方針が維持されたことをうれしく思う(もちろん、容易にそう思えたのは、間もなくカメラ搭載型のNest Hub Maxがリリースされると知っていたからだ)。新しいEcho Hubもテストしてみたが、このデバイスは部屋中どこに移動しても追いかけてくる。これを見て、内蔵カメラを搭載しないというグーグルの考えをますます称賛する気持ちになった。

Nest Hubが人気のベッドサイドデバイスとなったのは、間違いなく、この「内蔵カメラを搭載しない」という決定があったからだ。寝ている姿やベッドで行うあらゆること(クラッカーを食べたり、ホラー映画を観たりなど)をカメラで撮影されて自分のことを学習されるのを嫌がる人は多いだろう。

人気のベッドサイドデバイスの第2世代を設計するとなれば、睡眠トラッキング機能を組み込むことなど誰でも思いつく簡単なことだ。しかし、問題がある。睡眠トラッキングにはカメラを使うのが至極当たり前の方法のように思えるが、カメラが内蔵されたらユーザーは間違いなくベッドサイドにこのデバイスを置くのを嫌がるだろう。では、どうすればよいか。運が良ければ、どこかの会社が大金を投入して開発したものの、何に使ってよいかわからないテクノロジーが見つかるかもしれない。

そんなテクノロジーが見つかる確率ははたしてどのくらいあるのだろうか。実は、グーグルにいればその確率は驚くほど高い。

Project Soli(Soli開発プロジェクト)は、グーグルによくある変わりだねプロジェクトの1つだ。Project Soliはクールなテクノロジーだが、どんな問題の解決に使えるか、用途を探しているところだった。チームが見つけた最初の問題は、ユーザーはタッチスクリーンに触り過ぎるという問題だったのだろう。そこでこのテクノロジーをPixel 4に組み込み、カスタムのポケモンゲームなどとやり取りできるようにした。しかしPixel 5がリリースされる頃には、このテクノロジーはほぼ忘れ去られていた。

画像クレジット:Brian Heater

カメラを使わない睡眠トラッキングがSoliテクノロジーの用途として非常に理に適っているのは明白だ(ただし、電子機器に組み込まれた実質的な小型レーダーをベッドの脇に置くというのは最初は奇妙な感じがするかもしれない)。グーグルの製品概要ページには以下のように記載されている。

Sleep SensingではMotion Senseを使ってディスプレイの最も近くにいる人の睡眠をトラッキングします。Motion Senseは低エネルギーレーダーを使って、動きと呼吸を検出します。Nest Hubには他のセンサーも内蔵されており、いびきや咳などの音、部屋の光や温度などの環境要因を検出します。Sleep Sensingはこのようにして、就寝時刻や睡眠時間だけでなく、睡眠の質も判定します。

関連記事:Amazon Echo Show 10レビュー、「回転するスクリーン」モーション機能は無効化していい

もちろん睡眠トラッキング機能を追加したからといって、このデバイスが家電製品の中でユニークな存在になるわけではない。あらゆる製品が睡眠関連機能をこぞって導入しているからだ。そして、それは当然の流れだと言える。多くの人が慢性的な睡眠不足に悩まされているためだ。新型コロナウイルス感染症のせいで睡眠不足になる人が増える随分前から、この傾向はあった。このデバイスを他社製品と比較してユニークなものにしているのは、ユーザーにもベッドにも触れないで睡眠トラッキングを実現できると謳っている点だ。

関連記事:グーグルはNest Hub MaxでEcho Showに真っ向から挑む

ここ数年で数十台のフィットネストラッカーやスマートウォッチをテストしてきた経験から言わせてもらうと、手首にウェアラブルデバイスを装着して眠るのは最悪だと断言できる。ただでさえ睡眠不足で困っているのに、そんなものを付けたらとても寝られたものではない(睡眠不足でなければ、そもそも睡眠トラッキング機能などに興味を持たなかったとは思うが)。

筆者は、もし自分で本物の睡眠トラッカーを買うなら、マットレスの下に置くWithings Sleep Tracking Matのようなタイプの製品を検討するだろう。体に触れる感覚は最小限で済むし、ベッドの近くに画面を置く必要もない。睡眠トラッキング機能が追加されたという点だけで新しい Nest Hubをお勧めすることはできないが、ベッドの脇にスマートディスプレイを置くことを検討しているなら、このデバイスは市場で最高のモデルの1つであり、他のデバイスよりもはるかに購買欲をそそられる。

画像クレジット:Brian Heater

Soliによる睡眠トラッキングの欠点の1つは、デバイスの設置場所の柔軟性に欠けるという点だ。例えば、筆者はナイトテーブルを持っていないため、間に合わせに椅子を使ってテストする必要があった。また、デバイスはベッドの(上側や下側ではなく)横、つまりマットレスと同じ高さに置く必要がある。また、画面は睡眠中、ユーザーから30~60センチメートルほど離れていなければならない。

キャリブレーションも実行する必要があるが、非常に簡単で、デバイスをあちこち動かさない限り、1回実行するだけで済む。筆者はこの1回のキャリブレーション実行時に、Echo Showの新しい機能の1つがNest Home Hubにはないことに気づいた。Echo Showでは画面の傾きを手動で上下に動かすことができる。これは大変使い勝手が良いので、今後、すべてのスマートスクリーン製品に導入されることを望みたい。

筆者は睡眠トラッキング機能を数日間使用してみて、非常に正確であることに気づいた。デバイスがベッドの端から60センチメートル離れていることを考えるとなおさらだ(ネタバレ:筆者はかなり寝相が悪い)。オンボードのウェルネス機能を使ってさまざまな情報を掘り下げて確認することもできる。睡眠時間や全体的な睡眠の質などの標準的な情報に加えて、夜中に咳をした回数、いびきをかいていた時間(分)の合計、夜中の呼吸数なども教えてくれる。

その他に利用可能な情報として、部屋の温度(まだあまり活用されていない組み込みの温度計を使用)、睡眠の質(覚醒 / 睡眠/ 不安定に分類される)などがある。こうした情報はかなり基本的なものだが、現在のハードウェアで最終的にどの程度詳細な情報まで掘り下げられるようになるのかは興味深いところだ。呼吸器の健康状態に焦点を当てていることを考えると、睡眠時の無呼吸を検出することなど簡単なように思えるが、それにはアップデートが必要になる可能性が高い。また、規制当局による精査の対象にもなる。

画像クレジット:Brian Heater

睡眠に関する限り、既存のハードウェアを使って改善できる余地は十分にあるように思われる。グーグルによるFitbit(フィットビット)の買収が正式に締結された今、そのような改善を実現できる可能性は非常に高くなった。Fitbitの機能との緊密な統合を期待したい。現時点では、目覚まし時計や寝室のスマート照明などと睡眠との統合は慎重に検討する価値があるだろう。

グーグルは希望価格を50ドル(約5530円)下げて99ドル(日本では税込9900円)とした。これにより、今回のアップデートがかなりマイナーだったことに対する不満は確実に和らぐだろう。Nest Hubは、リリースから2年半経過したが、Googleアシスタントによるサポートやソフトウェアが提供されていることもあって、販売中の製品の中では今でも最高のスマートスクリーンの1つだ。今回の新バージョンは、筆者がお勧めする最高の睡眠トラッカーというわけではないが、近くに置いて使うスマートディスプレイや目覚まし時計を探しているなら、悪くない贈り物だと思う。

関連記事:グーグルが7インチディスプレイの新型Nest Hub発表、Soliレーダーが睡眠トラッキング用途で復活

画像クレジット:Brian Heater


【原文】

Two-and-a-half years later , the Nest Home Hub remains one of my favorite smart screens on the market. Maybe that’s a commentary on the rate of improvement in the category, or maybe Google just got things pretty right the first time out. It remains one of the best-looking products on the market, built from solid but understated material. The size is right and Google clearly put a lot of thought into the functionality.

Of course, these consumer electronics have spent a few decades training us to expect big, annual updates to product categories (gotta keep that demand up). By that measure, the second-gen device is something of a disappointment. There’s not really a lot new here. The product now does sleep tracking and the speaker’s bass is a bit more full. And that’s honestly pretty much it.

Perhaps the most fascinating thing about the new version is how Google’s engineers worked within their own self-imposed limitations. I recall very distinctly seeing original Google Home Hub at a pre-release event and asking the company about the decision not to include a camera. Surely companies like Google and Amazon were committed to collecting as much information as possible on devices like these.

Image Credits: Brian Heater

I gave the company kudos at the time for keeping the camera off the device — and I’m happy to say it continued to do so with gen 2 (of course, that was made easier with the subsequent release of the camera-sporting Nest Hub Max). And I have to say, having tested the new Echo Hub, which actually physically moves to follow you around the room, only cemented my appreciation of the intentional omission.

That decision was, no doubt, an integral part of why the Nest Hub has become a popular bedside device. Most of us don’t want a camera trained on us while we sleep and do…all of the other things people do in bed (eat crackers, watch scary movies, etc.).

Designing a second-generation version of what has become a popular bedside product made sleep tracking a no brainer. But there’s a problem: A camera seems like a pretty obvious way to do sleep tracking. But adding a camera would almost certainly make people less inclined to invite the product into their bedrooms. So, what do you do? If you’re lucky, you find a technology lying around that some company spent a bunch of money on, but ultimately had no idea what to do with.

So, what are the odds of something like that happening? If you’re Google, surprisingly high, it turns out.

Project Soli is one of those weird Google anomalies. It was a cool technology in search of a problem. The initial problem the team designated was, I suppose, that we touch our touchscreens too much. So it built the tech into the Pixel 4, allowing users to interact with a bespoke Pokémon game and a few other things. By the time the Pixel 5 rolled around, the technology was basically forgotten.

Image Credits: Brian Heater

On the face of it, camera-free sleep tracking is a much more logical implementation of the Soli tech (assuming you can get around the initial strangeness of having essentially miniature radar in the electronic device sitting next to your bed). Here’s the breakdown from Google’s product page:

Sleep Sensing uses Motion Sense to track the sleep of the person closest to the display. With a low-energy radar, Motion Sense detects movement and breathing. Other sensors in Nest Hub detect sounds like snoring and coughing, and environmental factors like light and temperature in the room. That’s how Sleep Sensing determines not just when you went to bed and how long you slept, but also the quality of your sleep.

Certainly the inclusion of sleep tracking doesn’t make the product unique among consumer electronics. It seems like every company is racing to get into sleep — understandably so. Most of us aren’t getting anywhere near enough — a trend that dates back well before COVID-19 made insomniacs out of many of us. What makes the product relatively unique, however, is that it promises to do so without making contact with either you or the bed.

As someone who has tested dozens of fitness trackers and smartwatches over the years, I can attest that sleeping with a wearable around your wrist kind of sucks. I mean, I have enough trouble getting to sleep without one on (if I didn’t, I probably wouldn’t be that interested in sleep tracking in the first place).

For my money, if you’re looking for a pure sleep tracker, I would however, take a look at something like Withings Sleep Tracking Mat, which sits under your mattress. It’s minimally invasive and doesn’t require having a screen near your bed. I can’t recommend the new Nest Hub based purely on sleep tracking, but if you were already considering sticking a smart display next to your bed, this makes one of the best models on the market that much more compelling.

Image Credits: Brian Heater

One of the downsides of the Soli tracking is that there isn’t a ton of flexibility in where you can put the device. I don’t presently have a nightstand, for instance, so I had to improvise with a chair for testing. The device needs to be on the side of the bed (not the head or foot) and level with you on the mattress. The screen should be about one or two feet from you while you sleep.

There’s a calibration process, too, though it’s quite quick and you only really need to do it the once, assuming you’re not going to be moving the product around. This was the one time I found myself missing one of the Echo Show’s new features: specifically, a screen that you can manually tilt up and down. It would be a great feature to see in all of the products, going forward.

I’ve been using the sleep tracking for several nights now and have found it pretty accurate — particularly for a product that sits a couple of feet away from the edge of my bed. (Spoiler: I sleep like crap). The on-board wellness feature drills down on the information, as well. In addition to standard info like duration and overall quality, it will tell you how many times you coughed in the night, how many minutes you spent snoring and what your average respiratory rate was throughout the night.

Other info is available, including room temperature (which utilizes a still relatively underused built-in thermometer) and sleep quality, broken down by wake/sleep/restlessness. It’s fairly basic, and it will be interesting to see how much detail the company is ultimately able to drill down on with the given hardware. Given the focus on respiratory health, sleep apnea seems like a no-brainer, but that will likely require some updates, coupled with regulatory scrutiny.

Image Credits: Brian Heater

It seems that, as far as sleep is concerned, there’s likely a good deal of room for improvement using the existing hardware. That’s doubly the case, now that Google’s Fitbit acquisition has officially closed. Expect some tighter integration on that front. For now, there’s still some thoughtful sleep integration with things like wake alarms and bedroom smart light functionality.

At $99, Google’s dropped the asking price by a full $50, which certainly softens the blow of what is ultimately a fairly minor update. Two and half years after its introduction, the Nest Hub is still one of the best smart screens you can buy, bolstered by Google’s solid Assistant and software offerings. The new version wouldn’t be the first on my list of sleep trackers, but if you’re looking for a beside smart display/alarm clock, it’s a nice bonus.

(文:Brian Heater、翻訳:Dragonfly)

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