Adobeは新しいシンプルなデジタル資産管理ツールをローンチ

今回は「Adobeは新しいシンプルなデジタル資産管理ツールをローンチ」についてご紹介します。

関連ワード (Adobe、Adobe Experience Cloud、Adobe Manager Essentials等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Adobe(アドビ)は米国時間4月27日、新しい資産管理ツールAdobe Manager Essentials(マネージャー・エッセンシャルズ)のローンチを発表した。舌を噛みそうな名前だが、Adobeに言いやすい名前を考える気があったのか否かは別として、そもそもこれは膨大なデジタル資産を利用するチームに、現行のAdobeの企業向け資産管理ツールよりも簡単な、Adobe Experience Cloud(エクスペリエンス・クラウド)の使い勝手を提供しようというアイデアから生まれている。

またAdobeは、この新しいエクスペリエンスを統合した最初のツールもローンチした。Adobe Journey Optimizer(ジャーニー・オプティマイザー)だ。この新ツールは、顧客データからカスタマージャーニーを構築し、それに沿ってメッセージやコンテンツを提供するための最善の方法を探す手助けをするというものだ。

「この取り組みは、デジタルコンテンツとその豊かで魅力的なエクスペリエンスの構築に向けたものであり、顧客が望んでいたものです」と、Adobeの戦略および製品マーケティング・ディレクターのElliot Sedegah(エリオット・セデガ)氏は私に話した。「ほぼすべてのインタラクションにおいて、人は豊かなエクスペリエンスを期待します。それは単に画像や動画など豊かな素材を手に入れた時点のみならず、顧客とインタラクションするあらゆる時点においても求められます。そこを重視することで、顧客の側も単にブランドとインタラクションするというより、それをカスタマージャーニーとして感じ取れるようになります。同じコンテンツを、アウェアネスからコンバージョン、さらにはポストセールスやロイヤリティまで使う。人は同じストーリーが続いて欲しいと願うのです。しかし、すべてのタッチポイントでそれを行うのは、次第に困難になってきています」。

画像クレジット:Adobe

同等の製品もあるが、要は、コンテンツのクリエイターとそれを使用するチームのための中央集中型の協働的スペースを築こうということだ。その点で言えば、この新しいツールは、他社が提供する共有オンラインファイルの管理サービスとそう大きく変わるものではない。だがAdobeは、そこにいくつか独自の能力を盛り込んだ。例えば資産の分類とタグづけを支援するAIとAdobe Sensei(センセイ)プラットフォームの導入だ。それにより検索がうんと楽になる。またこの新ツールには、Adobe Asset Link(アセット・リンク)が統合され、プロのコンテンツクリエイターは、資産の検索、内容確認、さらには作業の流れを変えることなく、Photoshop、Illustrator、InDesign、XDでダイレクトに編集することができる。

セデガ氏が指摘していたとおり、少し前までは、コンテンツ制作とその管理作業に携わっていたのは、ほとんどが制作部門とマーケティング部門だけだった。しかし今では、そこにセールスやマーケティングなどの担当者も含まれるようになり、その傾向はパンデミックでさらに加速された。

画像クレジット:Adobe

「私たちの顧客は、ビジネスモデルの再考と、顧客との関わり合い方の再考を迫られてきました。そして基本的にそれが、あらゆる場面での顧客体験のデジタル化を早め、顧客はますます企業にスピード感を求めるようになり、そのコンテンツを活用する人や仕事の数も増えました」。

そのため、これまでのAdobeの企業向け資産管理ツールはよくできてはいたのだが、ユーザーからクリエイティブツールとの相性を良くして欲しいとの要望があり、同社は資産管理技術を、より多くの人が、さらに簡単に使えるものに作り変えた。

この新しい資産管理エクスペリエンスに直接統合された最初のツールが、Journey Optimizerだった。「これは、顧客が提供したかったユーザーエクスペリエンスについて、そしてそれを簡便化することについて、再考するよい機会となりました」とセデガ氏。「コンテンツジャーニーを構築するとき、または顧客がブランドにエンゲージするときに送られるようなコンテンツをデザインするとき、デジタル資産がクリエイターの目の前に現れて、利用できるようになります」。

次に統合されるのが、2020年にAdobeが買収した作業管理プラットフォームWorkfront(ワークフロント)だ。Adobeの資産管理技術とWorkfrontの計画の管理、プロジェクトの各工程の審査と承認、同様の資産管理システムとの間には、明らかに相乗効果がある。

だがAdobeは、このエクスペリエンスをすべてのExperience Cloudアプリケーションに統合する長期戦略を立てている。

関連記事:Adobeがマーケティングワークフロー管理のWorkfrontを約1600億円で買収

画像クレジット:Karen Blumberg (flickr.com/specialkrb) / Getty Images


【原文】

Adobe today announced the launch of a new asset management tool, Adobe Experience Manager Assets Essentials. That’s a mouthful, but while the company didn’t necessarily simplify the name, the idea here is to give teams that work with lots of digital assets an easier-to-use management experience in the Adobe Experience Cloud than Adobe’s current enterprise-centric asset management tool can offer.

In addition, Adobe is also launching the first tool to integrate this new experience: the Adobe Journey Optimizer. This new tool is meant to help users leverage their customer data to build out customer journeys and figure out the best ways to deliver messages and content along that journey.

“The push towards digital content and building these richer, engaging experiences — customers expect it,” Elliot Sedegah, director of Strategy and Product Marketing, Adobe, told me. “Almost every interaction that you go along, you expect a rich experience. And not only at that point of just having richer material, like images or video, etc., but you expect it at every point of interaction with that customer. So that customer, if you think of it, isn’t just interacting with a brand, but our customers, they think of it as a customer journey. So using the same content, from awareness to conversion to post-sale and loyalty — they expect that same story to maintain. And it’s getting increasingly hard to get to all the different touchpoints.”

Image Credits: Adobe

Like with similar products, the idea here is to create a centralized, collaborative space for content creators and the teams that use their work. In that respect, this new tool isn’t necessarily all that different from other shared online file management services. But Adobe is also leveraging some of its unique capabilities. It’s using its AI smarts and Adobe Sensei platform to help users organize and tag their assets, for example, to make them more easily searchable. And the new tool is integrated with Adobe Asset Link, so creative professionals can search, browse and edit these assets directly from Photoshop, Illustrator, InDesign and XD without having to switch context.

As Sedegah noted, not too long ago, it was mostly the creative teams and marketing that were involved in the content creation and management process. But today, this group also includes sales teams and customer support, for example, and the pandemic only accelerated this process.

Image Credits: Adobe

“[Our customers] have been forced to rethink their business models, rethink the way that they engage with customers — and it essentially accelerated this digital-everywhere process of the experiences customers get, the agility that customers expect from businesses, and then the number of people — and how they work — leveraging that content.”

So while Adobe’s enterprise asset management tools worked just fine before, the company’s users were telling it that it needed to do a better job at creating tools that made its asset management technology easier to use by more teams.

The first tool to integrate this new asset management experience directly is the Journey Optimizer. “That was a great opportunity for us to rethink that user experience that our customers wanted to deliver — and then make it easier for that person to do,” Sedegah said. “So as you’re building out a content journey — or maybe you’re designing a piece of content that’s going to get sent to maybe a customer as they engage with a brand — the digital assets appear right there for that author to use.”

Next up for integration is Workfront, the work management platform Adobe acquired last year. There’s an obvious synergy here between Workfront’s abilities to manage the planning, review and approval stages of a project and an asset management system like this.

The long-term strategy, though, is to integrate this experience across all Experience Cloud applications.

(文:Frederic Lardinois、翻訳:金井哲夫)

Adobe: Creative, marketing and document management ...

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COMMENTS


24342:
2021-04-30 01:00

かゆいところに手が届かないタイプみたいだ / Introducing Adobe Experience Manager Assets Essentials to simplify collaboration across teams

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