アナリティクスやAIの2022年を占う–コロナ時代のイノベーション

今回は「アナリティクスやAIの2022年を占う–コロナ時代のイノベーション」についてご紹介します。

関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2021年の終わりが近付く頃に、筆者のもとには、もはや恒例とも言うべきメールが多数送られてきた。こうしたメールとは、テクノロジー企業やその広告代理店から送られてくるものであり、そこには企業幹部によるデータ分野やアナリティクス分野、人工知能(AI)分野に関する2022年の予想が記されている。さまざまな業界の企業幹部による思慮深い予想をまとめるという作業はこれまでの例にもれず、今回も大変だった。実際のところ、予想をすべてまとめると、その量は50ページにも達した。大量データを取り扱う際の常とう手段として筆者は、データを整理可能なグループに分類し、集積していくことにしている。これによりデータの取り扱いが容易になるとともに、グループ自体が有益な示唆を与えてくれるためだ。

 今回の予想の大半は「Apache Hadoop」や「Apache Kafka」「Apache Spark」といった特定のテクノロジーにまつわるものではなかった。また、データウェアハウスとデータレイクの戦いといった、テクノロジー分野の問題に関するものですらなかった。そうではなく、今回(2022年)の予想は、より広範なビジネス上、あるいは社会的な問題に焦点を当てたものとなっており、その多くは世界全体を襲った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックと、それによって余儀なくされた変化を反映したものとなっている。

 もちろん、テクノロジーも予想の中で取り上げられている。例を挙げると、AIやローコード/ノーコードプラットフォームのほか、データファブリックやデータメッシュのような、アナリティクスに対するアーキテクチャーからのアプローチに関する議論が多数見受けられた。しかしサプライチェーンの混乱による問題や、労働力不足、「大退職時代」の到来に加え、顧客エクスペリエンス管理とパーソナライゼーション、そしてデータ保護の相互作用に関連する問題も多くの予想で取り上げられていた。

 では以下に、筆者の分類に従った2022年の予想を紹介していきたい。

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