エムティーアイ、経費/交通費精算をデジタル化–申請にかかる時間が約7割減

今回は「エムティーアイ、経費/交通費精算をデジタル化–申請にかかる時間が約7割減」についてご紹介します。

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 コンテンツ配信を中心とした事業を展開するエムティーアイは、経費/交通費精算デジタルトランスフォーメーション(DX)サービス「SmartGo Staple」を導入した。同サービスを提供した NTT Comとクラウドキャストが発表した。

 SmartGo Stapleは、「モバイルSuica」と法人プリペイドカード一体型ペイメント管理サービス「Staple」が一体となっている。法人プリペイドカードの利用により、従業員の立替払いがなくなるほか、経費精算業務プロセスが簡素化する。

 支払った経費や交通費が自動でアプリに取り込まれるため、経費の確認や申請、承認、経理処理にかかる時間の大幅な削減が可能。利用時にタイムスタンプが付与され、改ざんできない電子明細書が発行されるので、領収書の代替として用いることもできる。

 導入後、エムティーアイの経理部では領収書のスキャン作業を100%削減することに成功し、紙の業務も9割削減してペーパーレス化を達成した。立替がなくなったことにより、従業員への振り込みの業務負荷や振込手数料も削減された。

 移動が多い従業員は、経路を調べて入力する作業や申請などに週に1回30分程度、月2時間程度かけて実施していたが、モバイルSuicaとの連携により利用経路が自動入力されることで、経費申請が月に1回40分程度になり、全体で約7割削減された。

 導入前、エムティーアイではいち早くテレワークを導入したが、経費精算業務においては紙面による領収書の原本提出やスキャン作業が必要なため、テレワークの阻害要因となっていた。700人を超える従業員にとって、経費申請データの確認作業や立替払い処理、交通費申請なども従来から負担となっていた。

 社内各部門でもさまざまな改善を検討していたものの、既存のシステムを前提に個別最適化された業務が残っており、全体最適の観点で業務プロセスを大幅に変えることが難しい状況にあったという。

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