日立、日立デジタルとGlobalLogic Japanを発足–Lumadaの成長加速
今回は「日立、日立デジタルとGlobalLogic Japanを発足–Lumadaの成長加速」についてご紹介します。
関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日立製作所(日立)はグローバル市場に向けて、デジタル領域が急成長している北米を拠点に日立デジタルを発足した。日立エナジー、日立レールなどとの連携を強化し、日立グループ横断のグローバルデジタル戦略を策定・推進する。
日本市場に向けては、GlobalLogic Japanを設立し、日立の強固な顧客基盤とGlobalLogicのデザイン主導のデジタルエンジニアリングケイパビリティーを基に顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を加速させる。
これらにより、グローバルでのデジタル事業の強化を図り、Lumadaの拡大とDXによる成長を加速させ、グローバルデジタルカンパニーへの変革を実現していく。Lumadaは顧客のデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューションサービステクノロジーの総称。
北米を起点としたグローバル市場では、エネルギー、交通、産業分野などの社会インフラ分野でのDXニーズの高まりが期待されているため、日立デジタルは日立グループ各社との連携を強化し、さまざまなミッションにおいて現地主導の迅速な意思決定と事業化のリードを行う。
具体的には、現在エネルギー分野において、日立エナジー、日立ヴァンタラ、GlobalLogicのOne Hitachiのタスクフォースで、Lumada Asset Managementソリューションによるデジタル技術を活用したインフラアセットの効率的な運用保守を提供している。GlobalLogicによるデザイン技術を活用したデジタル製品・サービス開発など、次世代グリーンデジタルインフラ事業の開発も進めている。
モビリティー分野においても、欧州の電気バスにおける脱炭素化プログラムを通したゼロカーボンソリューション事業の推進に、GlobalLogicがデザインとデジタルエンジニアリング技術で貢献し、コアアプリケーションのアジャイル開発などに参画している。
加えて日立デジタルは、日本国内で成果を上げてきた、顧客やパートナーとの協創プログラム「Lumadaアライアンスプログラム」や、イノベーションの実現に向けたサービス・協創空間「Lumada Innovation Hub」、 日立とパートナーのデジタルソリューションや技術をつなぐ「Lumada Solution Hub」などのLumadaのプラットフォームやエコシステムをグローバルに展開し、ノウハウと実績に基づき迅速な価値提供を行っていく。
一方GlobalLogic Japanは、GlobalLogicと日本市場に精通する日立のセールス部隊が連携してチームを編成し、日本の顧客に最適なサービスを提案する。そして、世界各地で顧客との協創活動を推進しているGlobalLogicの人材と、国内顧客の対応経験が豊富な日立のデジタル人材が上流プロセスから実行プロセスまでシームレスに協創を進める。Lumada Innovation Hub Tokyoなどの拠点も活用することで、GlobalLogicのDXサービスを日本の顧客のニーズや特性にも合わせて短期間で提供していく。
デジタル人材の育成では、GlobalLogicの独自のDX人材育成プログラムを日本にも展開するとともに、日立とGlobalLogicの間で人材ローテーションさせることで人材育成の強化も図っていく。