IPA、基本情報技術者と情報セキュリティマネジメントの試験を通年化

今回は「IPA、基本情報技術者と情報セキュリティマネジメントの試験を通年化」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 情報処理推進機構(IPA)は4月25日、年2回実施している国家資格の「基本情報技術者」と「情報セキュリティマネジメント」の試験を2023年4月から通年に変更すると発表した。受験者が都合の良い時期と日時を選択して受験できるようになる。

 基本情報技術者の試験はITに関する基本的な知識・技能を評価し、合格者総数は約115万人。情報セキュリティマネジメントの試験は、組織の情報セキュリティの確保に貢献して脅威から継続的に組織を守るための基本的な知識・技能を評価するもので、合格者総数は約10万人に上る。

 IPAは、2つの試験を年2回(上期、下期)実施し、2020年12月から新型コロナウイルス感染症対策として「Computer Based Testing」方式を導入している。今回は、受験生の利便性向上や社会で高まるIT人材需要などに対応するため、実施方式や出題の形式と範囲、対象者イメージを変更する。

 2023年4月から試験は随時実施になる。申込方法などの詳細は後日発表するという。出題形式は小問形式に変更され、午後実施分の問題をコンパクトにする。これにより試験時間が基本情報技術者試験で300分から190分に、情報セキュリティマネジメント試験で180分から120分にそれぞれ短縮される。

 出題範囲は基本情報技術者試験のみ変更する。従来の個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題を取りやめ、普遍的かつ本質的なプログラミング的思考力を問う擬似言語(アルゴリズムを表現するための擬似的なプログラム言語)に統一するという。

 対象者イメージについては、情報セキュリティマネジメント試験ではIT利用の安全に貢献すること、基本情報技術者試験では実務面を中心に表現や文言などを加筆、修正された。

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