富士通、「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を提供–AIとの協調による自律的な業務を推進

今回は「富士通、「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を提供–AIとの協調による自律的な業務を推進」についてご紹介します。

関連ワード (データマネジメント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 富士通は、AIが人と協調して自律的に高度な業務を推進するAIサービス「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を開発し、グローバルに提供開始したと発表した。

 近年生成AIの活用はさまざまな業務で進展しているが、AI構築には高度な専門知識が必要で、時間とコストがかかるという課題がある。単一のAIモデルでは、解決できる問題が限定的となり、期待通りの結果を得られないケースも多いという。

 Fujitsu Kozuchi AI Agentは、人間の抽象的な会話から本質的な課題を抽出し、解くべきタスクを生成する。さらにタスクを解くためのプランも作成し、生成AIのノウハウに基づき、プランを実行するための最適なAIを複数選定する。

 選定するAIには、企業向け大規模言語モデル「Takane」や、高度な機械学習(ML)モデルを短時間で生成する「Fujitsu Kozuchi AutoML」をはじめとする同社独自開発のAI、他社の多様なAIなどがある。

 第1弾として、会議AIエージェントを提供開始する。同エージェントは、会議に参加して参加者の発言を理解しつつ、データ分析AIなどを活用し、的確な回答を自律的に提示する。また、会議のスムーズな進行と生産的な結論の導出をサポートする。

 例えば、「アジア地域の売り上げが前年の半分になっているらしい」という発言に対して、AIエージェントは自動的に売上データを分析し、地域ごとの売上推移をグラフで示しながら、アジア地域の売り上げが前年比で半減していることを明確に説明する。

 今後は経営会議や商品企画会議など、さまざまな業務に特化した会議AIエージェントを拡充する。同社は、生産管理や法務などの業務に特化したAIエージェントを2024年度中に順次拡充するとともに、「Fujitsu Uvance」の「Work Life Shift」をはじめとするオファリングにも組み込み提供するとしている。

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