「invoiceAgent AI OCR」、LINEのAI OCRと連携–インボイス制度対応を支援
今回は「「invoiceAgent AI OCR」、LINEのAI OCRと連携–インボイス制度対応を支援」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ウイングアーク1stは、帳票データ化ソリューション「invoiceAgent AI OCR」をLINEのAI OCR「CLOVA OCR(請求書特化型)」と連携させた。なお、同時に「invoiceAgent 文書管理」を提供開始し、クラウドコンテンツ管理システム「Box」との連携強化やフェデレーション機能の向上を可能にする。
これら連携ソリューションを経理業務の効率化と、インボイス制度および電子帳簿保存法(電帳法)対応を支援するソリューションとして提供開始する。この連携により、請求書に特化した項目を、事前設定・定義することなく読み取ることができ、さまざまな様式で送付される請求書のデータ化を容易にする。
「invoiceAgent AI OCR」は、活字・手書き文字を高精度に読み取りデータ化する。独自の処理機能によって、システム入力の正確性向上と目視確認の作業コスト削減を両立し業務担当者の生産性を向上させる。
「CLOVA OCR」は、文書解析と認識に関する国際会議で4分野にて世界No.1の評価を獲得したAI OCR。同製品には「定型」「特化型」「非定型」の各帳票タイプに対応する製品があり、今回の連携では「請求書特化型」を採用した。
「invoiceAgent 文書管理」は、さまざまな帳票の仕分けから保管、検索、他システムとの連携も可能な文書管理ソリューション。電子帳簿保存法に対応した電子文書管理を実現し、コスト削減、ガバナンス強化、ペーパーレス化を推進する。
連携ソリューションの利用では、CLOVA OCR(請求書特化型)を利用し、請求書の鑑を対象に、スキャン文書または電子文書をOCRによりデータ化する。従来の機能では位置指定や項目指定など、あらかじめ設定をする必要があったが、対象文書を読み取るだけで請求書の項目のデータをテキスト化することができるようになる。
これにより取引先ごとに様式不揃いで送られてくる請求書のデータ化が容易になる。さらに2023年10月に導入されるインボイス制度を見据えた早期の運用と、電帳法の検索要件の記録項目として必要な取引年月日、金額、取引先情報の3項目を正確にデータ化し、電子保存することが可能になる。
そのほか、Box文書の連携では、Boxに格納された文書を、Box側のイベントで「invoiceAgent文書管理」にアップロード登録し、保管・タイムスタンプ 付与などの運用を行う。
さらに「invoiceAgent文書管理」同士での文書共有・操作ができるフェデレーション機能を利用する際に、文書共有元に対し、アーカイブ時に電帳法対応向けのカスタムプロパティ3項目(取引日付、取引金額、取引先)を登録できるようになる。
また複数文書のカスタムプロパティの管理では、例えば電帳法上記録しなければならない取引年月日の一括入力・更新ができるようになるなど、利便性が向上する。従来の機能では、カスタムプロパティは同じ値であれば一括で更新できたが、ファイルごとに設定値が異なる場合は1ファイルずつ画面を表示して編集する必要があった。