TIS、バーチャル店舗で決済まで行う新サービス–買い物体験を円滑化
今回は「TIS、バーチャル店舗で決済まで行う新サービス–買い物体験を円滑化」についてご紹介します。
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TISは6月29日、アパレル店舗などを仮想空間上に再現し、商品の選択から決済までを一つの空間で行える小売業向けサービス「XR Pay」の提供を開始したと発表した。税別価格は、初期導入費用が20万円から、1カ月当たりの運用費用が3万円から。初期導入費用は、撮影する店舗の広さによって変動する。
従来のバーチャルショップにおいて来店客は、360度の3次元(3D)空間内で商品を選択することはできても、購入時は商品提供元のECサイトへ遷移しなければならなかったという。XR Payでは、他のサイトに移ることなく決済まで同じ空間で完結でき、深い没入感とスムーズな決済が期待される。
今回の提供に当たりTISは、360度カメラで空間を3Dスキャンする米Matterportのサービス「Matterport」を活用し、バーチャルショップ用の空間を制作する。商品登録、管理や売上、注文、発注管理など、ショップの運営に関する各種機能も提供する。
XR Payにより同社は、ブランド側が抱える「自分たちのコンセプトや店舗の雰囲気を体験と共により強く消費者へ訴求したい」というニーズに応えるとともに、「ウェブのECでは商品情報や店舗情報が不足し、消費者が興味を示さない/選択できないケースが多い」などの課題解決につなげる。想定する顧客には、アパレルや雑貨、家具などの小売店のほか、ショッピングモール、不動産の事業者などがある。