日東電工、「SAP Fieldglass」導入で外部人材の調達・管理を強化
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日東電工(Nitto)は、業務委託などの外部人材の調達・管理を支援するプラットフォーム「SAP Fieldglass」の稼働から1年を迎え、構内外注における業務標準化と外部人材の調達・管理強化を実現したという。同基盤を提供するSAPジャパンが発表した。
Nittoは1918年の創業以来、粘着技術、塗工技術、高分子機能制御技術、高分子分析/評価技術を基に多様な製品を製造・販売し、連結売上高の2020年度実績の76.1%、同2021年度実績の80.1%が海外市場となっている。同社は目まぐるしい環境の変化に素早く対応し、事業成長を加速させるため、プロセスの簡素化・標準化を進めている。その中で、外部労働力の活用は企業競争力を高める重要な要素であるとし、ガバナンスやコンプライアンスの強化およびコストの適正化に向けて、Fieldglassを採用した。
Nittoは、働き方改革関連法案をはじめとする人材や労働に関する法制度への対応に加え、社会的な人材不足と賃金上昇から、外部人材や役務の調達において高度な管理基盤を必要としていた。同社は、拠点ごとに構内外注の運用・管理が異なり、プロセスや発注、管理を現場に依存してしまっていた。また、取引は紙の請求書で行われ、業務内容と支出理由がひも付きにくい状況だった。同社はこれらの取引を調達不通過と定義し、コンプライアンスやコスト管理の課題として認識していた。
NittoはFieldglassの導入により、業務委託と派遣の人材調達管理を一元化するとともに、支出内容や各拠点における外部人材の単価を可視化することで、外部人材の活用に関する意思決定を強化し、コストの適正化につなげているという。