「macOS Ventura」に新搭載、仕事の生産性を向上させる3つの機能
今回は「「macOS Ventura」に新搭載、仕事の生産性を向上させる3つの機能」についてご紹介します。
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まもなく「macOS」の次期バージョンである「macOS Ventura」(バージョン13)がリリースされる。同バージョンには、ITファンやITプロフェッショナル、「Mac」を仕事に使っているすべての人々にとってうれしい3つの新機能が搭載される。これら新機能は特に、在宅勤務をしている人々にとってうれしいものとなるはずだ。
筆者は、6月に開催された同社の年次開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)2022」の期間中にリリースされたmacOS Venturaの開発者向けベータ版を試用してきている。そして米国時間7月11日、macOS Venturaのパブリックベータ版がリリースされた。
以下では、筆者がmacOS Venturaで最も優れていると考えている3つの新機能とともに、その他の特筆すべき点を挙げている。
過去2年半でリモート会議はわれわれの日常生活の一部になった。それに伴って音質や照明、背景の設定を最適化するスキルは当たり前のように必要なものとなっている。ただそんな中、ほとんどのウェブカメラの品質がお世辞にも良くないという点が浮き彫りになってきている。これは「MacBook」であっても例外ではない。
AppleはmacOS Venturaで同社製品の連係機能を強化し、「iPhone」でコピーしたリンクをMacでペーストできるようにするなど、さまざまなAppleデバイス間の連携能力を高めてきている。macOS Venturaでは「連係カメラ」(Continuity Camera)機能によって、iPhoneをMacのウェブカメラとして使用できるようになる。iPhoneは4〜5年前のモデルであってもMacの現行機種よりも優れたカメラを搭載しているだけでなく、ホワイトバランスや低照度での補正、色管理のための優れた組み込みソフトウェアも内蔵している。このため、連係カメラによってMacを使った「Zoom」や「Microsoft Teams」「Google Meet」「Webex」「FaceTime」での会議やビデオ通話の性能が大きく改善される。
連係カメラは、筆者がmacOS Venturaを試用してきた中で一番のお気に入り機能となっている。そして、この機能はほとんどの人々からも高く評価されるはずだ。筆者はそのスムーズさと、意識せずに使える点に感銘を受けた。macOS VenturaでFaceTimeや「Photo Booth」といったアプリをオープンした際、使用しているMacとiPhone(この場合、「iOS 16」のベータ版)の双方が同じAppleアカウントにログインしており、両者が近くにある場合、自動的にiPhoneに接続するかどうかを照会してくる。そして、Zoomを起動した際にも自動的にiPhoneをウェブカメラに設定するようになる。