PostgreSQL 15正式リリース。ソートの改善で最大で400%高速に、SQL標準のMERGEコマンドサポートなど
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オープンソースのリレーショナルデータベース「PostgreSQL 15」正式版がリリースされました(日本語版のプレスリリース)。
News: PostgreSQL 15 Released! https://t.co/af3E117bts
— PostgreSQL (@PostgreSQL) October 13, 2022
ソートが最大で400%速度向上
PostgreSQL15ではインメモリとディスク上のソートアルゴリズムが改善され、どのデータ型をソートするかによって性能差はあるとされますが、ベンチマークでは25%から400%の速度向上が示されました。
count()、rank()、row_number()、dense_rank()などのウィンドウ関数でも速度が向上しています。
ライトアヘッドログ(WAL)ファイルでLZ4とZstandard (zstd) の圧縮をサポートを追加したことで、特定のワークロードにおいて容量と性能の両面で利点を得られるとしています。
MERGEコマンドサポート、正規表現の新関数
SQL標準のMERGEコマンドが新たに含まれました。MERGEを使うと、INSERT、UPDATE、DELETEの操作を一つの文に含めることができる条件付きSQL文が書けるようになります。
正規表現が使用できる新しい関数regexp_count()、 regexp_instr()、 regexp_like()、regexp_substr() も追加されました。
論理レプリケーション機能では、パブリッシャに行フィルタリングと列リストが導入され、データのサブセットをレプリケートできるようになりました。また論理レプリケーションでの2フェーズコミットもサポートされました。