AI・DX・高度スキル人材の充足度に課題意識–パーソル調査
今回は「AI・DX・高度スキル人材の充足度に課題意識–パーソル調査」についてご紹介します。
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パーソルホールディングスは11月22日、人的資本経営(人材ポートフォリオ)に関する企業の取り組み実態調査を行い、その結果を発表した。これによると、76.6%の企業が人的資本経営に「取り組んでいる」と回答していることが分かった。
同調査は、47都道府県にある企業(従業員規模30人以上)の勤務者/経営者を対象に実施された。対象者は経営者・役員、会社員(管理職/一般社員)のうち、1年以内に人事・採用関連の業務について「最終決裁をする立場」または「選択肢を絞り込む立場」のいずれかに当てはまる人。サンプル数は1000件で、9月15~16日にインターネット定量方式で実施された。なお同調査における企業規模の区分(従業員)は30〜499人が中小企業、500〜4999人が大手・中堅企業、5000人以上が超大手企業に分類されている。
取り組み度合いについては、全体の31.8%が「十分に取り組んでいる」、44.8%が「一部取り組んでいる」と回答した。取り組んでいる割合は企業規模が大きいほど高く、超大手企業では「十分に取り組んでいる」「一部取り組んでいる」の合計が85.9%だった。
「人材ポートフォリオ」の構築における課題について聞いたところ(複数回答可)、「適切な人材配置の実行が難しい」が課題のトップだった。次いで、「人材戦略を立てられる人材がいない」が挙げられており、人的資本経営の取り組みにおける課題と同様、具体的な実行の難しさのほかに、実行のための人材がいないことが浮き彫りとなった。
中核人材の充足度については、「十分充足できている」「ある程度充足できている」と回答した企業は、「次世代経営者候補」で計42.2%、「マネジメント人材」で同43.1%、「AI・DX人材」で同33.6%、「高度スキル・専門人材」で同34.2%という結果となった。パーソルホールディングスでは、「とりわけ、AI・DX人材の充足度は最も低い結果」と指摘する。
また従業員情報に関して、データ管理が「十分できている」「ある程度できている」と回答した企業は合計62.8%で、同様にデータ活用ができていると回答した企業は52.3%だった。