マイクロソフト、ロンドン証券取引所と10年契約–株式4%を取得
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Microsoftは米国時間12月11日、ロンドン証券取引所グループ(LSEG)と10年間の戦略的パートナーシップを結んだことを明らかにした。LSEGは、2019年に金融データを企業に提供するRefinitivを買収したことで、世界有数の金融データプロバイダーとなっている。
両社は、190カ国、4万社以上の顧客にサービスを提供しているRefinitivのプラットフォームを含むLSEGのデータプラットフォームをMicrosoft Cloudに移行する計画だ。それを基盤として共同で新たな金融データプラットフォームを構築する。金融業界の厳格なセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに関する要件に対応可能な「LSEG Workspace on Microsoft Teams」プラットフォームを実現し、Excelの統合を強化することで、Excel形式で提供されるLSEGのコンテンツを利用した金融モデルの作成のほか、データのアナリティクスや視覚化を行ったり、LSEG Workspaceと「Microsoft 365」間でシームレスに作業したりできるようにするという。
ロンドン証券取引所グループの最高経営責任者(CEO)David Schwimmer氏は、「当社の優れたデータセット、アナリティクス、グローバルな顧客ベースと、Microsoftの包括的で信頼できるクラウドサービスやグローバルなリーチを組み合わせることで、両社にとって魅力的な収益成長機会を生み出すことができる」と述べている。
Microsoftは、このパートナーシップの締結に伴い、BlackstoneとThomson Reutersのコンソーシアムから約4%のLSEG株を取得する。
今回のパートナーシップや市場機会の拡大によって同社は、今後10年間で50億ドル(約7000億円)の収益を見込んでいるという。これにはLESGがクラウド関連費用として同社に支払う、最低28億ドル(約3900億円)が含まれる。