さっぽろ雪まつり、来場者への応対にCTCのAIチャットボット活用へ

今回は「さっぽろ雪まつり、来場者への応対にCTCのAIチャットボット活用へ」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は1月26日、2月4日に開幕する「第73回さっぽろ雪まつり」で、人工知能(AI)を活用したチャットボットで自動応答するサービスを提供したと発表した。提供期間は1月23日~2月20日。

 さっぽろ雪まつりは、札幌市内の複数の会場で、大小の雪像や氷像を展示する「雪と氷の祭典」。市内最大の会場には、毎年200万人以上の人々が訪れ、さまざまな質問に対応するスタッフの確保が必要だった。雪まつりを主催する「さっぽろ雪まつり実行委員会」は、対応品質を向上させつつ効率化できる運営方法を探していたという。

 今回提供するサービスは、会場案内やイベントプログラム、落とし物の質問に加え、札幌市周辺の観光スポットや飲食店、宿泊施設、他のイベント開催などの問い合わせに応対する。札幌観光協会が運営する観光情報サイト「ようこそさっぽろ」とも連携しており、季節ごとのお勧めの観光スポットや観光マップ、札幌市の観光映像といった旅の計画に役立つ情報を提示する。同サービスにより、イベント運営業務の効率化のほか、道内の観光や地域経済の活性化につながると期待される。

 同サービスは、さっぽろ雪まつりのウェブサイトから利用できる。チャットボットは、AI/ロボット事業を手掛ける台湾のベンチャー企業IntumitのAIプラットフォーム「SmartRobot」を活用しており、日本語、英語、中国語(繁体字)の3カ国語に対応している。

 CTCは、2020年の「第71回さっぽろ雪まつり」でもAIチャットボットを試験提供しており、これまでの知見や経験を基に機能拡充や対応品質の向上に取り組んだ。同社は今後、質疑応答の内容やチャットボットを含めた動線の分析を行い、サービスの継続的な改善を通してさっぽろ雪まつりの振興に貢献するとしている。

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