マクニカとNEXTAGE、わさびの促成栽培可能なコンテナ型植物工場を共同開発
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マクニカは、わさびの自動栽培ソリューションの開発に取り組むNEXTAGEと共に、植物工場のDXと販売における資本業務提携を締結した。
マクニカは、NEXTAGEの植物工場に植物工場向けサービスのシステムを導入することで、AIとセンシングを活用したわさびのレシピ(栽培計画)探索と栽培管理を支援していく。
また、生育データを基に作物の味や促成栽培の分析を可能にし、10社以上の農業DXを支援して得られたセンシングの知見を活用して、高精度センサー、自動収穫ロボット、植物育成用LEDなどにAI/DXを組み合わせていくという。これにより設備を含めたトータルコストの最適化を進める。
マクニカで提供する植物工場向けサービス「Farmalize by macnica.ai(Farmalize)」は、各テクノロジーを適切に組み合わせることで温湿度、日射量、二酸化炭素(CO2)量、水温といった「環境データ」を取得し、ウェブアプリで可視化する。
また、カメラを使って取得した画像データとAIモデルによって、植物の葉の密度、葉の色、茎のサイズといった「生育データ」を検出し、環境データと突合することで最適なレシピ(栽培計画)を分析・更新・保存することができるという。
NEXTAGEは、海外も含め需要が増加している一方、近年生産量が大きく減少しているわさびの供給を補うため、屋内閉鎖型環境による安定生産が可能な植物工場の開発を進めてきた。従来のレタスなどの葉菜類の植物工場では、大量生産、大量販売をしないと収益性の担保が困難だったが、促成栽培により栽培期間を短縮することでコンパクトながら収益の確保できるコンテナ型植物工場を実現している。