Firefox 111、Webアプリからローカルファイルにアクセスできる「Origin Private File System」が正式機能に。これでChrome、Safari、Firefoxが対応
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3月14日にリリースされたFirefox 111の新機能として、Webブラウザ上のアプリケーションからローカルファイルにアクセスできる「Origin Private File System」が正式に搭載されたことが明らかになりました。
すでにChromeとSafariではOrigin Private File System機能が搭載されているため、これで主要ブラウザでこの機能が揃ったことになり、ローカルファイルにアクセスできるWebアプリケーションが実現できることになります。
ローカルマシンに仮想ファイルシステムを実装
Origin Private File SystemはFile System Access APIの一部で、WebブラウザがWebサイトごとに仮想のファイルシステムを持つことができるAPIです。
実際にはWebブラウザを実行しているローカルマシンのファイルシステム上に仮想のファイルシステムを実装しています。
SQLiteの正式なWebAssembly版である「SQLite3 WASM/JS」では、このOrigin Private File Systemを用いて、WebアプリケーションでありながらChrome上でローカルファイルにアクセスするリレーショナルデータベースを実現しています。
参考:SQLite3 WASM/JS、Origin Private File Systemを用いてChrome上の高速なローカルDBが機能するとGoogleが明らかに、廃止されたWeb SQLの代替として利用可能
FirefoxにもOrigin Private File Systemが実装されたことで、ローカルファイルにアクセスする機能を備えたさまざまなWebアプリケーションの登場が予想されます。