Zaim、全社員を対象に「ChatGPT Plus」の利用料全額補助–「相談窓口」も開設
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家計簿サービス「Zaim」を展開するZaimは3月24日、福利厚生として全従業員を対象に、「ChatGPT」のサブスクリプションサービス「ChatGPT Plus」とAPIの利用料金を会社負担にすると発表した。同社は従業員一人一人がAI技術をいち早く活用することで、業務効率化や創造力向上につなげることを図るという。
近年、AI技術がさまざまな業界で変革をもたらし、特にChatGPTなどの生成系AIが目覚ましい発展を遂げている。こうした状況を受け、Zaimは従業員がAI技術に触れる機会を増やし、社内にノウハウを蓄積してイノベーションにつなげるため、福利厚生としてChatGPT PlusとAPIの利用料金を負担する制度を導入した。
AI活用によるイノベーションは、深くテクノロジーを理解している技術者だけでなく、例えば事務や法務、事業開発を担うメンバーも日々の業務から発想できる可能性があるとしている。そのため同制度は、エンジニアやデザイナー、バックオフィス、事業開発など全ての職種を対象とする。
一方、ChatGPTは利用する方法によっては入力したデータがAIの学習に組み込まれるため、理解が不足したまま使うと秘密情報の目的外利用にあたるリスクがある。そのためZaimは同制度の導入に当たり、ChatGPTのウェブブラウザー/API版それぞれにおいて入力を許可するデータの区分を明確にした「利用ガイドライン」を策定した。加えて、AI利用における不明点を確認できる相談窓口を開設することで、安全な活用を目指すとしている。相談窓口は、情報セキュリティや危機管理対応を統括する「IT戦略室」が中心となり、法務やデータ分析を行うチームと連携して運用する。
同社は今後、ChatGPTだけでなく「GitHub Copilot X」など新たに登場した他のAIサービスも検証し、導入を検討するとしている。